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2008年8月17日(日)放送 東京都世田谷区・内田邸 − ハードな1階 ソフトな2階 2つの表情を楽しめる家 − |
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| 秋山 隆男 | |||||||||||||||
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| 秋山建築設計 | |||||||||||||||
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| ここには北と南に2本の道があります。北側のゆるやかに湾曲した緑豊かな坂道を下っていくとT字路の突き当たりにある敷地が徐々に視界に入ってきます。この魅力的なロケーションを活かして建物をつくりたいということが建築主の希望でした。ガラスやアルミパネルの窓、メイルボックス、インターフォンなどをコントロールしながら外壁に散りばめました。歩行者に楽しんでもらうためショーケースのような窓も組み込んであります。 車の通行が多い北側道路に対して、南側は近隣住民が利用する路地のような道です。外部からの見えがかりを優先させた北側とは異なり、南側は建築主の思い描く開放的な生活シーンを具現化するためのつくりです。1,2階とも建物巾いっぱいに開口された床から天井まである大きな窓を設けました。室内からは1階では庭越しに道につながり、2階では広いバルコニーに連続しています。バルコニーからは川の対岸にある緑で覆われた丘陵を望むことができます。 |
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| 一見シンプルに見えて、実は細部に凝ったデザインが成されているという建物です。あちこちに穿った窓が建物の表情を作っています。 住み手も、その建物を実によく理解して楽しんでいらっしゃいますね。1階はコアを囲むフリースペースです。家族の成長に合わせて使い方を変えて行けます。2階は、南面のデッキと合わせて広大なスペースを生み出しています。親戚がついついここに集まってしまうというのも理解できる、気持ち良い空間になっています。 |
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