![]() |
![]() |
![]() |
|||||||||||||
![]() |
2008年7月6日(日)放送 東京都港区・中村邸 - 都心の10坪 8層の塔 無重力感覚 コンクリート住宅 - |
![]() |
|||||||||||||
|
![]() |
![]() |
||||||||||||||||||
古川 尚弘 | ||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
古川アーキテクツ 有限会社 | ||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||
敷地は、18坪という狭小地、また南側の道路面以外は、4階建て以上の建物に囲まれています。 このような周辺環境において、唯一開放された南側道路に可能な限りオープンな外形をとり、住宅内の奥まで光が届くような空間構成が必要であると考えました。床のレベルを奥側が半階下がるスキップフロアとし、最上階の中央にグレーチング床を伴った大きな吹抜を設けているのはそのためです。 住宅内で求める光や風への意識は、開口が制限されることによってより敏感になると思います。室内に入り込む自然の変化(陽だまりや陽射し、風の抜けなど)に、空間が独自に呼応できることがもとめられていると思います。 またこの建物には、多様な居場所をつくり出す空間装置が幾つか付加されています。玄関上部にあるにじり口付きの一坪空間、連続性のあるベンチサイズの片持ちスラブ、座るとちょうどよい高さになる手摺付きのキャットウォークなどがそれです。 コンクリートというハードな器と、家具などのソフトな什器が渾然一体となって、家のなかにさまざまな活動の場が生まれています。 |
||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||
わずか17坪の敷地に述べ床面積40坪弱のコンクリート打ち放しの建物。都心ですがとても静かです。建物の正面は格好良いですね。特に気に入ったのは居間・食事スペースです。そこを中心として建物全体がどこかでつながっています。ご夫婦が建築家とよく話し合い、ディテールにまで細心の注意を払ってデザインしていることを感じました。 | ||||||||||||||||||
![]() |