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2008年5月11日(日)放送 神奈川県藤沢市・齋邸 - 家族が楽しむ家づくり 幸せを育む三角敷地の家 - |
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小嶋一浩/CAt 担当者:伊藤絵里香、山雄和真 | |||||||||||||||
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CAt | |||||||||||||||
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私たちは、この宅地造成の結果取り残されたような三角形の場所を、周囲の環境に「縫い合わせる」ような手続きを考えました。岬に張り出した突堤のような場所に、海のメタファーとしての展望台をイメージします。そして断面的なずれを土地に織り込むように、各レベルを空間的につなげるよう組み立てました。 道路レベルのコンクリートの壁の上に、クライアントのライフスタイルから求められたウッドデッキと、3Mの木造キャンチレバーで飛び出したボリュームが覆いかぶさります。敷地前面は高さ10Mほどの斜面がひろがっているので、デッキや飛び出したボリュームからは、プライバシーを保ったまま斜面の緑を感じることができ、小さいながらも周囲の環境とつながった広がりを保っています。地下からデッキにアクセスする階段は実は外部であり、デッキと一つながりのリビングとキャンチレバーのボリュームとは大きな吹き抜けで一体化されていて、地下の階段からキャンチレバーの先端まで、内と外とがトポロジカルにねじれながら螺旋状につながっているような空間構成です。 都市部とも郊外とも違うこの地域には独特の空気があって、クライアント一家もその中で海を楽しみながら自然体の生活を営んでいます。 特異な場所の特異な建築を目指すのでなく、様々な条件を敷地において縫い合わせるように、自然な手つきでその場の可能性を広げること。 日本の住宅地における、私たちなりの「耕し方」の一つです。 |
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緑に囲まれて、とても良いポジションにこの家はあります。三角形の敷地にあまり逆らわず、素直に建てていますね。内部は居間スペースの吹き抜けていて、コンクリートと木と家族で塗ったうぐいす色の3色の壁が印象的です。またみんなで積極的に家づくりに参加することが、無意識ではあってもお子さんの記憶の中に永遠に残っていく。まさに子を育む建物と言えるのではないでしょうか。 | |||||||||||||||
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