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2008年4月20日(日)放送 東京都品川区・石井邸 − 世界にひとつの形 光が集う曲線の家 − |
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| 廣部剛司(ひろべ・たけし) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 廣部 剛司 建築設計室 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 「建築」が住まわれる人に「手をさしのべる」ように創ろうと思いました。 造り付けの家具をかなりの密度でつくり、そして人の手に近いところまで 様々な要素をデザインしていく。どこからが「建築」でどこからが「家具」なのか そういうことを、住まわれる人が特に意識しないようにしつつも 自然と建築空間に<包まれる>ように。 そこに、季節や時間と共に移りゆく光が射し込みます。 変化していく光、それを映すモノの影、それらを感じながら日々過ごすうちに、 いつしか、五感がさらに開いていき、住まわれる人が、 「包まれているのは<地球>そのものの中なんだ」という感覚になってくれたら… と思いながら設計していました。 そこには、深い意味での安心感が生まれるような気がするのです。 |
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| よく建築家はオーケストラの指揮者に例えられることがありますが、この建物を見ますと全体の構成から細部に至るまで建築家のこだわりを感じます。設計図面を基礎にして職人さんたちが楽器を演奏するかのごとく楽しく躍動しているのように思えました。目的のない時間を十二分に豊かにしてくれる「器」のような建物ですね。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||