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2008年2月24日（日）放送 埼玉県北本市・新井邸 － グルっと360度 中庭を囲む回遊住宅 － |
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   木箱に白い雲が乗ったようにも見える外観。元々敷地にあった大きな椋（ムク）の木を残すため平屋で設計されました。 |
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   所謂玄関スペースは無く、扉を開くとすぐにリビング。ランダムに開けられた窓から中庭が見えます。全ての部屋の天井がアールを描いているのも特徴です。 |
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   居間の上にある書庫から家全体を見渡せます。アクセスは、居間から梯子を上がる他、外階段からも可能。ちょっと秘密基地感覚です。 |
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   中庭を囲む行き止まりの無い「ロ」の字型の間取り。中庭へのアクセス方法もユニーク。居間と食堂の間に両開きのドアの組み合わせを変えることで通路が出現します。 |
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   中庭側の窓はサイズ・位置がよく練られていて、プライバシーを守りつつ、中庭との一体感を演出。シンボルツリーの椋の木もいたる所から眺められます。 |
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   水平の長いスリット窓が、手元への明かりと中庭との一体感を強調。中庭を介して家族の気配が感じられるのも、子育て中のご夫婦には安心です。キッチン横には書斎コーナーも。 |
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   寝室はゴロゴロできる畳敷き。子供部屋には２か所ロフトが設けられています。ご主人の書庫の向かい側にある第２、第３の秘密基地です。 |
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   大きな天窓から光が降り注ぐクロゼットは、室内物干し場としても機能。浴室・予備室からももちろん中庭が見えます。予備室を経由して再び居間へ。行き止まりの無い360度の動線です。 |
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| 増田啓介＋増田良子 | |||||||||||||||||||||
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| 増田アトリエ | |||||||||||||||||||||
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| 夫婦と息子２人のための住宅。敷地には大きなムクノキがあり、建物は梢の下に低く這うように置きます。中庭を囲み部屋がぐるっとつながる構成。１階は様々な曲率のヴォールト天井が連なる洞窟のような空間です。２階には梯子で上がる３つの小部屋があります。屋根の上はいくつかの床に分節された開放的なスペースです。雨が降ると雨水がゆっくりとカスケード状に流れてゆきます。浮遊感のある浅いヴォールト天井は在来木造の骨組に薄いベニヤでつくることにしました。重さを支えているように見えてしまう柱は壁と窓の構成の中に目立たないように隠すことにしました。大小関係は空間の中では遠近に化けますが、相似を使った寸法割りとわずかな平面の歪みは建物の印象を絵本のような柔らかいものにしています。 | |||||||||||||||||||||
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| 「ロ」の字型プランの建物です。プライバシーを守りながら開放感を得られる間取りです。中庭側の窓は敢えて大きさを抑制して、位置を入念に考えています。大窓にしなかったことで、かえって屋外との一体感が高まっている印象です。 廊下を作らず、部屋同士が直接繋がった間取りも、家族の仲がますます良くなりそうです。男の子２人が、この環境で伸び伸びと育って行くのが楽しみです。 |
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