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2008年2月17日(日)放送 東京都練馬区・水川邸 − 6枚の壁が支える カフェ仕様の家 − |
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| 遠藤 政樹 | ||||||||||||||||||||||||
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| 株式会社 EDH遠藤設計室 | ||||||||||||||||||||||||
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| この住宅は、夫婦と子供の3人家族のために、東京都区内の商業地域に計画されています。そこに、6つの自立したコンクリートの板をならべ、その中に3つの箱を適所にひっかけました。コンクリートの板は、HP曲面(双曲放物線面)というカーブした面にすることで、同じ厚さの壁と比べると、薄くても同じ強度を得る事ができます。 3つの箱は、それぞれ浴室や寝室、収納など、生活に必要な最低限の大きさとなっており、残りの余白が、奥様の夢であるリビング兼カフェや、旦那様の趣味の自動車いじりのスペースなど、時に応じていろいろな活動の場となっています。 余白は、見上げたり見下ろしたりすることができ、変化をあたえることで広がりのある空間を実現しています。 |
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| 南北に立ち上がる6枚のねじれた壁。そこに黒い3つの箱を引っ掛けたような構造の建物です。 1階には、カーレースが趣味のご主人のガレージ、2階は、奥さんの夢である将来のカフェ開業を想定したスペース。決して広いとは言えない商店街の敷地に、これだけの要素を詰め込んでも狭さを感じさせない。その秘密は、2階リビングのダイナミックな吹き抜けです。色々な形・大きさの窓から変化に富んだ光が降り注いで飽きさせません。近い将来、カフェを開いた時には、この楽しさをお客さんも共有することができるんですね。羨ましい。 |
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