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2008年1月13日(日)放送 奈良県奈良市・下山邸 奈良 人気建築家の自邸シリーズ(2) - 30度の傾斜地に立つ 3世代6人の“山荘” − |
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| 垣内 光司(かきうち こうじ) | |||||||||||||||
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| 八百光設計部(やおみつ せっけいぶ) | |||||||||||||||
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| この住宅は、斜度が30度を超える緑豊かな斜面地に10世帯からなる戸建コーポラティブ方式によって建てられました。 コーポラティブとは、住人の方々が組合を結成し、共同で事業計画を定め、土地の取得や建物の設計を行う方式のことをいいます。 自然を残しながら斜面地にどのように住宅を建てるのか? コミュ二ティを創るとはどういうことなのか? 斜面を駆けずり回り、土まみれのワークショップで確信したのは、素敵な環境(自然、家族、社会、制度…)は与えられるものではなく、自らが獲得するものでるということです。 |
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| 10世帯によるコーポラティブ住宅です。その根底に、元からある樹木をできるだけ残していこう、という精神があります。努力の甲斐あって残された雑木林と共有広場が10世帯の関係をうまく取り持ってくれています。 下山邸は3世代6人が住まう家です。核家族が増えた現代においては、大きな家族と言っていいと思いますが、その先にコーポラティブの仲間たちという、さらに大きな「家族」がいます。人間関係が希薄になりがちな現代に、新しい「家族」のありようを示しているようにも感じました。 |
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