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2007年2月4日(日)放送 東京都渋谷区・松宮邸 − 開いて閉じる光の箱 室内テラスのある家 − |
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| 納谷 学 + 納谷 新 | |||||||||||||||||||
| 納谷 学 | |||||||||||||||||||
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| 納谷 新 | |||||||||||||||||||
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| 納谷建築設計事務所 | |||||||||||||||||||
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| 敷地は西、南側とを道路に囲まれた角地であり、緩い坂を上がりきった場所である。 道路を挟んで西側にグラウンドがあり、敷地は道路より1m程高いが、日中の車や人通りは多いので、プライバシーを守る住環境を整える必要がある。 そこで、二層分のヴォイド状のスペースを用意し、生活スペースで挟み込むように、平面を構成した。 このスペースは南北をくもりガラスとし、接するスペースへ採光と通風を届ける役割を持つ。2階は透過性のある折戸で、開いた場合は広いワンルームとなり、冬場にリビングダイニングの暖かさを優先して閉じた場合も、やわらかな光は確保できる。1階のアトリエに面した折戸はポリ合板であり、絵画の創作時に自然光をシャットアウトする。 洗面室も透過性のある建具、玄関もヴォイド状のスペースに接していることで、どの居室にも採光、通風を届けている。 このように都市における住宅の環境調整のため、このシンプルな構成がひとつの解答となっている。 |
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| 木造で一部がキャンティレバーの松宮邸。1階は奥さんのアトリエと水回り。2階は室内テラスを中心に、折れ戸の開閉によって、自由自在に空間を変化させることができます。吹き抜けになっている居間・食堂スペースには高窓から色々な光が入り、さらに空間の変化を楽しめます。家具・インテリアも洗練されていて、まさに『見巧者が建てた家』といえるのではないでしょうか。 | |||||||||||||||||||