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2006年5月21日(日)放送
埼玉県幸手市・小林邸 - すべり台・のぼり棒・なわばしご 元気いっぱい子供のお城 - |
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2005年8月完成 敷地面積 374平米(113坪) 建築面積 82平米(25坪) 延床面積 127平米(38坪) 木造 建築費:2960万円 坪単価:77万円 |
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上垣内 伸一(うえがいと しんいち) | ||||||||||||||||||||||||||||
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(有)ウエガイト建築設計事務所 | ||||||||||||||||||||||||||||
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「すべり台、のぼり棒、縄ばしごをつけて欲しい」という建て主からの要望は、《住宅は楽しくなければならない》と常日頃言っている私たちにとっては、滅多にない好条件である一方で、実際に日常空間の中にどう組み込んだらよいのか、とても悩ましい課題でした。取って付けたように見せないで、条件を出した建て主の想像を超えてひとつのまとまった住宅にするには、かなりの検討を要しましたが、努力の甲斐あって(?)とても微笑ましい住宅ができたのではないでしょうか。 建築家に頼むと奇をてらわれて困る、という意見もたまに耳にしますが、今回のような「住宅らしからぬ」具体的な希望があった場合に、住宅という器を柔軟に解釈し、さりげない解決方法を提示することができるのは、やはり建築家しかいないと思います。 |
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小林さんのお宅は木造の大らかな建物です。外も中も木の風合いがとても良い味を出しています。落ち着いていて包容力が感じられます。 そして、創意工夫。縄ばしご、のぼり棒、すべり台。アイディアは出ても、それを実行する人はなかなかいないと思います。しかし、それを実現してしまいました。子供たちは大喜びです。そして、それは家族・親類・友人たちが集まるきっかけも与えてくれるでしょう。 人と人とを結びつける、ネットワークを広げて行く建物とも言えるのではないでしょうか。 |
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