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2005年8月20日(土)放送
神奈川県中井町・曽我邸 - 4世代6人の里山暮らし 箱根で野菜生活- |
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2004年8月完成 敷地面積 355平米(108坪) 建築面積 133平米(40坪) 延床面積 221平米(67坪) 木造 建築費:4255万円 坪単価:64万円 |
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長坂 大(ながさか だい) | |||||||||||||||
1960年 神奈川県生まれ.82年京都工芸繊維大学住環境学科卒業. 原廣司+アトリエ・ファイ建築研究所,京都工芸繊維大学造形工学科助手を経て 03~奈良女子大学人間環境学科助教授.博士〔工学〕.90年Mega開設. |
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Mega | |||||||||||||||
〒606-8102 京都府京都市左京区高野清水町71
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中井町の家 サラリーマンの夫の実家はみかん農家で、そのご両親が住む古い家を取り壊して2世帯住宅に建替えました。夫婦には小学生の子どもがひとりいます。2つの住居はそれぞれ独立したアプローチと玄関を設け、洗面室と浴室だけを共有としました。各LDKにはトップライトを設けています。若夫婦世帯住居の2階子ども室は親世帯の和室上部に面していて、孫は窓を開けておじいちゃんと話すことができます。 「2つの長い庭」敷地は南北に長い長方形です。建物をさらに細長い長方形にして東西に庭を取り、各部屋が両側の庭を持てるようにしました。2つの玄関はそれぞれの庭に対応していて、各世帯の独立性に配慮しています。 このように両側に庭を持つ形式の住宅が並ぶと、ゆったりした隣棟間隔のある街並みができます。この敷地のように、親密な地域社会では敷地境界線上にもともと塀はなく、自由な人の行き来があるため、このような配置はとても有効です。 |
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曽我さんのお宅は、周りの景観を壊すことなく、色彩とのバランスが取れた落ち着いた外観です。 家から見える里山にはご先祖が奉られています。曽我さん家族を暖かく見守っている訳ですよね。 曽我さん家族は4世代です。今日本では珍しくなりました、大家族。 機能的であることは当然のこと、その上で、世代を超えた心のつながりを中心に考え、大事にした建物という感じがします。住んでいるうちに、また新しい発見、建築家の好意が分かってくると思います。親世代、子世代が同じ景色、山を見られると言うとてもバランスの取れた建物でした。 |
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