2003年8月30日放送
東京都江戸川区・岩橋邸
−だれでも夢みるホームシアター−
2003年4月完成
敷地面積    153平米(46坪)
建築面積     90平米(27坪)
延床面積    236平米(71坪)
RC造地階+鉄骨造3階建て
建築費:4500万円    坪単価:63万円


岩橋さんのお宅は地下1階地上3階の4層、二世帯住宅です。外壁には有孔折板を使用。穴が空いているため、外からの視線をカットしながら光を取り込めるようになっています。

地下にはご主人の夢のだったシアタールームを作りました。壁に掛けられたスクリーンは100インチ。大画面で大好きな映画が楽しめるようになっています。またスピーカだと思っていた壁の黒色の部分は収納になっています。スピーカーと同じ仕上げにした面白デザインになっています。

2階はご長男とその奥さんが暮らす子世帯スペースとなっています。ダイニングはフローリング。リビングは一段高くして畳スペースを設けています。畳スペースの高さは腰掛けるの丁度いい高さになっており、間接照明も入っています。

キッチンはご長男の奥さんが希望した白色と赤色を基調としています。配色は奥さんの希望。可愛らしく仕上げたとか。奥さんにとても似合うスペースとなっています。

3階は親世帯のスペース。リビング・ダイニングは落ち着いて大人の空間となっています。ダイニングテーブルを囲うのはマリオ・ベリーニがデザインしたキャブチェアーを置いています。

台所にはシステムキッチンを選ばれました。このキッチンが使い勝手を追求したような設計となっています。まず、驚いたのがボタンひとつで上げ下げ可能な収納。そして、スイッチひとつで魚が丁度焼き加減になりIHヒーター。自動になっているため焦げる心配も入りません。

浴室は白を基調とした明るい空間。浴槽はジェットバスと肩のコリをほぐしてくれる打たせ湯付きです。テレビもついていて、気持ち良く長湯ができるようになっています。

広々とした屋上もありました。このスペースは夏の一日だけ開かれる江戸川花火大会をたのしむための特等席となります。我が家で花火が楽しめるがいいですよね。


上垣内 伸一(うえがいと しんいち)
1965年 市川生まれ
1988年   千葉大学工学部建築学科卒
1990年   千葉大学大学院修了
1990〜92年   ウイプロ一級建築士事務所
1992〜93年   團・青島建築設計事務所
1993〜99年   團紀彦建築設計事務所
2000年〜   ファンクアソシエイツ.設立、現在に至る
2001年〜   千葉大学工学部デザイン工学科非常勤講師
2002年〜   共栄短期大学住居学科非常勤講師
   
笹尾 徹(ささお とおる)
1974年 東京生まれ
1997年   千葉工業大学工業デザイン学科卒
1997〜1999年   田村設計
2000年〜   ファンクアソシエイツ.設立、現在に至る
   
大島 康治(おおしま こうじ)
1964年 東京生まれ
1988年   千葉大学工学部建築学科卒
1988〜2002年   林・山田・中原設計同人
2002年〜   ファンクアソシエイツ.
   
一級建築士事務所ファンクアソシエイツ

〒343-0042
埼玉県越谷市千間台東1-7-25エムケービル301
TEL   048-978-8805
FAX   048-978-8805
E-mail   ueg-ueg@zb3.so-net.ne.jp

「家づくりはアミューズメントだ」と言われました。他ならぬご主人からです。こちらから言うことはあっても、クライアントからまずこういう言葉が出ることはなかなか無かったので、花火が堪能できるようにしたい、ホームシアター専用室が欲しい、ペットと気兼ねなく暮らしたいといった具体的なご希望は当然満足しつつも、打合せの過程も含めて予想外の楽しみを散りばめなくてはと、なんとも楽しい仕事となりました。
住宅は、良い設計の結果としての完成品もさることながら、実はそれに至る設計のプロセスが住み手=施主にとってどれだけ楽しいかが、その後の住まい方に大きく影響されるものではないでしょうか。その意味では、設計者はエンターティナーなのかもしれません。
今回の「岩橋邸」は、まさに楽しい設計プロセスの集積が、入居後も楽しい発見のある、アミューズメント性の高い住宅に結実したと思います。
 
岩橋さんはこれから老齢期をこの家でむかえられるわけです。岩橋さんは積極果敢に快適な生活を求めて家造りをされました。中でもホームシアターは素晴らしいです。仕事が忙しく、昔見られなかった映画を月に1、2回楽しまれています。岩橋さんの話を聞いて、時間の過ごし方は色々あり、これも楽しい時間の過ごし方のひとつだと思いました。