2003年8月9日放送
東京都世田谷区・高崎邸
−犬と住む緑道の家!玄関に浴室−
2002年7月完成
敷地面積     85平米(26坪)
建築面積     50平米(15坪)
延床面積   125.5平米(38坪)
RC+木造3階建て
建築費:3000万円    坪単価:79万円


高崎さんのお宅は美しい緑道脇に建っています。玄関に思えるような入り口は実は裏口にあたります。愛犬エルフと散歩をしたときに使う時に重宝しているとか。外観はコンクリートに木材を張り、山荘風のイメージに仕上げました。

玄関ホールは玄昌石の一種を敷きつめました。エルフの散歩から帰ってきたときにエルフの足が少々汚れていてもこれなら気になりませんね。またこちらにはエルフのベット置いてあります。しかもべトナムでの特注品です。

浴室は玄関のすぐ横に設置。広々としたスペースに大きな浴槽、デザイン性の高い空間です。家族はもちろん、エルフもここで体を洗います。散歩ではしゃぎすぎて汚れてしまっても、緑道から続く裏口を通って帰ってきたらそのままお風呂に直行!

2階は居間兼食堂、キッチン、洗面・トイレで構成。全体で30畳の空間です。間仕切りは極力使用していません。エルフが自由に家の中で動き回れるようにしたためだとか。おかげで広々とした空間が得られました。

リビングに設けられた一番大きな窓から見えるのは緑道への眺め、緑を美しく切り取っています。ダイニングテーブルはインドネシア製。椅子はオーク材で造られた40年代のイギリス製。さすが、家具にもこだわりがありますね。

キッチンはステンレスで統一。業務用キッチンが更に洗練された雰囲気です。こちらもご主人が設計されました。

趣味室にはご主人のギターやドラムが置いてありました。開口部には角度によって視界の抜けが変わる特殊フィルターを張っています。カーテンを使用することなく、採光とプライバシーを確保しています。また、フローリングはナラ材。しかも、通常使用しているものよりリーズナブルなB級品だとか。B級品だからこそ不揃えになっている色や節を利用して表情のある床に仕上げてあります。

寝室は広さ5畳。3階にあるため、眺めも良好。毎朝起きて豊かな緑が見下ろせるのはいいですよね。


現在準備中
高崎さんは、愛犬エルフの散歩になじみのあった緑道沿いに、土地を入手し、エルフと共に楽しく生活することを目指して家を建てました。高崎邸はコンクリート打ちっ放しのボックス形ですが、ボックスのあり方が今、問われています。ともすると、機能面に目が行きがちです。しかし、人間には喜怒哀楽があり、気分が高揚している時もあれば、落ち込むときもある。こちらのお宅では、高崎さんの高いデザイン性で、人間の色々な感情を受け止め癒してくれる空間づくりになっていると感じました。色々な既成概念を突き破り、タブーにも挑戦して豊かさを得た建物だといえるでしょう。