2003年6月21日放送
長野県軽井沢町・とよだ邸
−絶景の家 空と山と軽井沢一望−
2000年11月完成
敷地面積  780平米(237坪)
建築面積    91平米(28坪)
延床面積    90平米(27坪)
木造平屋建て


景観デザイナーとして活躍されるとよだみきさんは長野県軽井沢町の一角にある崖地に週末住宅を建てられました。しかも自ら設計した力作です。外観はシンプルな平屋となっています。アプローチには佐久石を敷き、玄関前には常緑樹などで室内への視線を遮るようにしています。

居間兼食堂ではどこにいても素晴らしい景色を楽しめます。とよださんはこの景色を取り込み、居心地の良い空間を作られました。

絶景を楽しむためにもちろん工夫をされています。リビングスペースに置かれたソファーに腰掛けて景色を見ようとすると視線は自ずと下がります。視線が低くなるところに大きなデッキを設けると視界を遮ってしまいます。そこでリビング前のデッキは奥行きを狭くしているんですね。

とよださんのお宅にあるもので景色に負けない存在感を持っているのが暖炉です。デザインはもちろんとよださんご自身。ごつごつしがちな石を使いながらシャープな仕上がりになるようにしたそうです。

居間兼食堂の前のデッキは素晴らしい景色の真中に突き出るようになっています。まるで景色の中飛び込んでいるようです。ここからは本当に遮るもののない絶景を楽しめます。しかもこの景色の特徴は青空や山などの大自然とゴルフ場や街などの人工的なものが折り重なったところにあるんですね。なかなか趣深いです。

浴室は洗面、トイレも一緒になったスリー・イン・ワン。絶景を楽しみながらお風呂に入れるようになっています。浴室の前にはデッキを設けました。景色を見とれすぎて湯あたりしてもすぐに涼むことができる。これはいいですよね。

浴室の洗面の壁は鏡張り。このおかげで手を洗いながら、景色に背を向けてもこの景色が眺められるようになっています。シャワー室も設置されています。

寝室からも景色を眺められます。他の部屋と違うところはあえて視界を遮るブラインドを付けたことです。水平越しに視界が広がる。ちょっとした工夫で景色の楽しみ方も変わりますね。


準備中

準備中
 
とよださんのお宅からの見下ろしはダイナミックです。自然のものと人工的なものが折り重なり、見事なバランスで成り立っています。わずか27坪の建物ですが、広大な景色を取り込み、空間に広がりを持たせています。景観デザイナーのとよだみきさんが人生を楽しむために自ら設計されたものです。その創意工夫数々、見事の一言でした。