2003年4月5日放送
千葉県千葉市・布施邸
−風景の窓 美しいローコスト住宅−

1998年12月 完成
敷地面積 113平米(34坪)
建築面積  54平米(16.5坪)
延床面積 137平米(42坪)
RC+木造3階建て
建築費:2506万円         坪単価:60万円


布施さんのお宅は敷地34坪に建てられた1階が鉄筋コンクリート、2.3階が木造の建物。敷地が北と南の道路と接しているため、北側にガレージを設けています。建物を通して裏側の街並みが見えるトンネル状の設計になっています。


2階は居間と食堂、キッチンや浴室で構成したパブリックスペースとなっています。居間と食堂は合わせて20畳。居間と食堂の境には高低差を付けました。。3段高い居間はお子さんにとってダンスステージ。ヒップホップの音楽に合わせて2時間も踊るときもあるとか。


キッチンは白色を基調とした空間。カウンターは長さ10メートルにもなります。広いスペースを確保しているため、母子3人でのお菓子作りもゆったりと楽しめます。カウンターの上下には収納を設けました。十分な収納スペースは嬉しいですよね。

リビングは吹抜け天井高4.3メートル。東側の大開口から陽射しがさんさんと入り込みます。陽射しは冬暖かく嬉しいものですが、夏は暑苦しくなるもの。その対策として電動ブラインドを設置あります。

洗面はご主人の家族への気配りを感じられるスペース。収納扉を利用した3面鏡やティッシュボックス入れなど細かい配慮が嬉しいですよね。

子供室は広さ10畳。西側の開口を高い位置に設定しました。お子さんが女の子のため、首から下が外から見えないようにしたとか。縦に細い分、横を長く取ることで開放感を演出。

寝室は広さ6畳。リビングの吹抜けを通して幕張メッセなどが見える開放的な空間です。吹抜け側の戸閉めれば、落ち着いた空間となります。

デッキは広さ4畳。リビングや寝室からも見え、視界の広がりを持たせた空間でもあります。ここでくつろぎながらリビングのテレビも見えるのが嬉しいですよね。


布施 茂

1960年 千葉県生まれ
1984年 武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業
1984年 東京工業大学工学部建築学科坂本研究室
1985年 株式会社第一工房  入社
1996年 株式会社第一工房  設計部長
2003年 fuse-atelier 設立

fuse-atelier

〒261-0026 千葉市美浜区幕張西6-19-6
TEL:043-296-1828
FAX:043-296-1829
E-MAIL:fuse@fuse-a.com



敷地は、幕張新都心のビル群が一望出来る海浜ニュータウンの一角に位置します。建物は、両面道路に面する34坪の敷地の中央に配置し、空間と動線によって両方の道路をつなぐように計画しました。建物外観は、シンプルな箱型で、コンクリートとアルミによって構成しています。居住部分は、外部からの視線を気にすることなく十分な採光、通風、眺望を確保しました。シンプルな外観に対して内部空間は、各スペースが緩やかに連鎖し、光が溢れる心地よいモダンな空間を創り出しています。

布施さんのお宅は敷地面積が34坪、延床面積が42坪の建物です。土地は表裏共に道路に面しています。表裏ともセットバックしています。それは近隣に対する配慮でしょう。建物自体はとてもモダンです。まるでモダンデザインの集合体のようです。建築家の自邸ということで実験的なところも色々ありました。今、デザイナーズ・マンションやデザイナーズなんとかと色々騒がれていますが、一体誰が作ったものか分かりません。そういったものとは違い、この建物は布施さんのオリジナリティー溢れたものとなっています。