2003年2月8日放送
神奈川県足柄下郡・瀧澤邸
−海一望! 早春の光に友達集う家−

1999年5月 完成
敷地面積   200平米(61坪)
建築面積    79平米(24坪)
延床面積   197平米(60坪)
RC造地階+木造2階建て
建築費: 5000万円 坪単価: 83万円


瀧澤さんのお宅は傾斜地に建つ地下1階、地上2階建ての3層住宅。相模湾が一望できる絶景住宅です。外壁は珪藻土。気持ち良くくつろげるデッキも設置されています。


1階には囲炉裏の部屋がありました。景色を肴に囲炉裏で一杯。最高の贅沢を味わえますよね。


ダイニングキッチンは床に小松石を敷き詰めています。しかも、床暖房入り。こちらのお宅には多くの来客があるため、大勢でキッチンに立ち、皆さんで楽しみながら料理をされるそうです。

和室は広さ8畳。南側の障子を開ければ海への眺望が楽しめます雪見ならぬ海見障子。天井の照明は星座のオリオン座がデザインされていました。

地下のAVルームは息子さんから両親へのプレゼント。大きなソファーではごろ寝しながら映画を観賞できます。こちらでゆったりと映画や音楽を楽しむ。本当に素晴らしいプレゼントですよね。

浴室は南側全面ガラス張り。こちらからは緑を眺めながら露天風呂気分を味わえる空間となっています。浴槽の青いタイルは海をイメージ。

2階の居間は広さ19畳。ここからの眺めは最高!。昼には海を眺め、夜には熱海の街の明かりが眺められます。

居間にはカウンターバーが造り付けられていました。多くの方が集まると男性陣がこぞってシェイカーを振りたがるそうです。もちろん多種多様なお酒が取り揃えてありました。


松野 敏夫

・1947年生まれ
・1970年法政大学工学部建築学科卒業、
  澤田隆夫ゼミにて丁度可知差異(JND)の共同卒論が評価される。
・卒業後、佐藤実(芸大講師)設計研究室を経て1979年独立                            ・個人住宅、集合住宅、店舗、オフィスビル等を中心に、トータルデザインを柱として設計監理を行う。
 また、ビルの維持管理も重要なことなので、建物・設備の定期検査報告も業としている。

美術を愛する上尾市民の会会員
埼玉建築士会会員
埼玉県建築住宅安全協会会員


松野敏夫建築設計室

〒362ー0071 埼玉県上尾市井戸木 2ー3−14
TEL・FAX :048−786−3364
E-mail:matsunof@alles.or.jp
※現在、松野さんが病気療養中のため、業務停止中です。


遊び心が沢山つまった建物です。真鶴の新鮮な海の幸をサシミで頂き、また居間の囲炉裏で焼き物にしたり、1階のデッキに出ると、キャンプ用のタープが張られていて、いつでも海の風を楽しみながら過ごせます。和室では茶会が開かれてもいいように炉が切られています。小松石貼りの土間仕立ての台所では来客者も一緒に料理を楽しむことも出来るように考えてあります。
地階は多目的ホールで映像、オーディオなどを楽しみます。天井にライティングダクトをはわせ、スポットライトでスタジオ風。
浴槽は従来の工法で、モザイクタイルの色貼り分けをして、曲面を生かしたデザインです。床はモルタル仕上げの中に那智黒石のライン貼りというシンプルなまとめ方です。窓の外は竹林です。
2階の窓からは相模灘が見渡せるので、窓の腰はハメ殺し、上部を引き違いとして、景色を丸ごと頂いた。
外壁、内壁とも珪藻土で仕上げてあります。内部の床は全階、厚さ38ミリのサワラ材・西川材(ワトコオイル塗り)のフローリングです。ただし、地階の内外壁はコンクリート打ちっ放し仕上げです。1階の玄関とデッキの床は地元真鶴の小松石を採用しました。この石は墓石を加工するときに出来るクズ石で、材料費はもちろん無料です。貼り終わってみると、地元の石工の職人も感心していた。
洗面のカウンターはガルバリウム鋼板で制作し、素材の持っている良さをそのまま使うようにするのが設計の基本の考えでした。

瀧澤さんのお宅は眼前に原生林と大海原が広がり、雄大な景色を楽しむための建物となています。1階の土間、板の間、茶室を兼ねた和のテイストを大事にされています。中でも板の間の囲炉裏は本当に懐かしいですよね。他にも地下にAVルーム、2階にカウンター・バーがあります。いずれにしてもシルバー世代が将来の黄金期に向かって積極的に家造りをなされた結果生まれたんですね。しかも、家族、親戚まで喜ばせてくれる建物となりました。