2026年9月19日(土)放送
- 大胆リノベーション 猫も喜ぶ立体空間 - 東京都杉並区・石母田+野上邸
- 改修
- 2025年5月
- 敷地面積
- 62.9㎡(19.0坪)
- 建築面積
- 35.7㎡(10.8坪)
- 延床面積
- 64.0㎡(19.4坪)
- 構造
- 木造在来工法
- 建築費
- -
- 坪単価
- -
北面 外観
住宅地の北西角にある鋭角の角地。築45年ほどの中古住宅のリノベーションです。外観の変更は最小限で、ブロック塀を撤去、玄関ドアを新調したのみです。
1階 アトリエ
1階は、元はワンルームだったLDKを造作家具で2つに分けて、アトリエと寝室にしました。アトリエの床は土間コンクリート。
1階 アトリエ
間仕切りの造作棚は開放的なつくりで、視線が抜けます。天井は、既存の天井板を外して構造現しに。棚の固定金具は、天井裏にあった火打金物に似せたオーダー品です。
1階 廊下
廊下の一角に洗面台を設けました。水栓は、露出した銅管にレバーハンドルを付けた個性的なもの。床はDIYで、目地代わりに木の枠に嵌め込んだタイル敷きです。
2階 LDK
2階は、2部屋の和室をワンルームのLDKに。天井板を外し、小屋組みと屋根の野地板を現しにしています。床は賃貸住宅で使用していた嵌合式の床板をDIYで移設しました。
1階 浴室
壁は既存タイルの上にFRP防水を施しました。タイルの凹凸がうっすらと浮かび上がります。ドアは新たに作ったもので、框はヒバ材。
設計者プロフィール
石母田諭
1990年 宮城県生まれ
2015年 東北芸術工科大学大学院環境デザイン領域修士課程 修了
2015-25年 オープン・エー 勤務
2026年 独立
2015年 東北芸術工科大学大学院環境デザイン領域修士課程 修了
2015-25年 オープン・エー 勤務
2026年 独立
設計者プロフィール
野上晴香
1990年 東京都生まれ
2012年 東京理科大学理工学部建築学科 卒業
2014年 東京芸術大学大学院美術研究課建築専攻修士課程 修了
2014-18年 Takero Shimazaki Architects
2018-23年 オープン・エー 勤務
2023年 studio amu 設立
2012年 東京理科大学理工学部建築学科 卒業
2014年 東京芸術大学大学院美術研究課建築専攻修士課程 修了
2014-18年 Takero Shimazaki Architects
2018-23年 オープン・エー 勤務
2023年 studio amu 設立
- 事務所名
- A House in Suginami
- 所在地
- 東京都杉並区
- 電話
- -
- FAX
- -
- Eメール
- info@studioamu.net
- URL
- https://ishimota-satoshi.com
https://studio-amu.jp/

設計者のひとこと
夫婦ともに建築設計を仕事にしていて、この家は暮らしと仕事が重なる場所です。
改修前からもともと可愛いタイルなどが残っていましたが、解体をはじめると、天井の中からきれいに曲げられた鉄の梁や今ではあまり見られなくなった木組みが現れました。どれも昔の職人の手仕事です。隠してしまうのはもったいないと、そこから設計の軸を考えていきました。
仕切りはできるだけ設けず、家全体がひと続きのワンルームのように繋がる構成にしているため、その日その時に居たい場所を自分で選べ、猫も好きな場所を見つけては家中を縦横無尽に歩き回っています。
改修費用はかけすぎず、フローリングは前の住まいで利用していた床材を持ってきました。カーペットもタイルも固定せず敷いているだけで、壁は合板を片面だけ。配線も隠さず、家具もほとんどがDIYで構成されています。
設計で試したい素材が出てきた時や、猫が傷や汚れをつけてしまった時をきっかけに、家の様子が暮らしながら少しずつ変わっていきます。もしいつか次に暮らす人がいても、仕上げ材だけ変えればいい。
あるものを使い切っては、また次に繋いでいく。人も猫も気軽に暮らす、そんな家です。