2026年6月20日(土)放送
- 古民家リノベーション 大きな土間の家 - 千葉県市原市・志村邸
- 改修
- 2022年3月
- 敷地面積
- -
- 建築面積
- 245.6㎡(74.3坪)
- 延床面積
- 165.0㎡(49.9坪)
- 構造
- 木造伝統工法
- 建築費
- 2,000万円(税込)
- 坪単価
- 40万円
南面 外観
築150年とも伝えられる古民家のリノベーション。向かって右の昭和に建てられた離れとの間を風除室のような廊下で繋いでいます。
1階 土間
以前は地下水の影響で床が波打っていましたが、上部構造には問題が無かったためリノベーション。広いコンクリート土間は湿気が室内に入らないようにする対策でもあります。
1階 食堂・台所
リノベーションによって生まれた広い土間と昔ながらの畳の間が共存。大きな食卓が2つの空間の橋渡しとなっています。
1階 食堂・台所
現在は土間となった食堂の一部にはかつて床が張られていました。それを支えていた“大引き”をテーブルの脚などに流用しています。
1階 小上がり
裏庭に面した水平連続窓にそってデスクを造作。突き当たりに小上がりを設けています。小上がりは編み物講師である建主(妻)のアトリエでもあります。
1階 広間
オリジナルのまま残した部分は、15畳、10畳、6畳の続きの和室。凝った細工の建具もそのまま使用しています。
設計者プロフィール
三栗野鈴菜
1995年 福岡県生まれ
2016年 有明工業高等専門学校建築学科 卒業
2018年 千葉大学工学部建築学科 卒業
2020年 千葉大学大学院(建築学コース)博士前期課程 修了
2020-22年 kurosawa kawara-ten 勤務
2025年 千葉大学大学院園芸学研究科博士後期課程 修了
2025年 博士(ランドスケープ学) 取得
2025年 東京理科大学創域理工学部建築学科 非常勤講師
2026年- 京都女子大学家政学部生活造形学科 助教
2016年 有明工業高等専門学校建築学科 卒業
2018年 千葉大学工学部建築学科 卒業
2020年 千葉大学大学院(建築学コース)博士前期課程 修了
2020-22年 kurosawa kawara-ten 勤務
2025年 千葉大学大学院園芸学研究科博士後期課程 修了
2025年 博士(ランドスケープ学) 取得
2025年 東京理科大学創域理工学部建築学科 非常勤講師
2026年- 京都女子大学家政学部生活造形学科 助教
設計者プロフィール
西山依里
2021年 職業能力開発総合大学校建築専攻 卒業
2021年 kurosawa kawara-ten 入所
2021年 kurosawa kawara-ten 入所
- 事務所名
- Kurosawa kawara-ten
- 所在地
- 千葉県市原市西国吉1645-34
- 電話
- 0436-95-2147
- FAX
- -
- Eメール
- info@kurosawakawaraten.com
- URL
- https://kurosawakawaraten.com/

設計者のひとこと
時代を引き継ぐ家
築100年を超える古民家には、代々農家を営んできた家族の暮らしが積み重ねられていました。周囲には小高い丘と田畑へ続く水路が残り、地下水位の高い土地では、長年の湿気によって床や敷居に歪みが生じていました。また、今回の計画では、90代夫婦が暮らしてきた母屋に60代夫婦が住み替え、30代の娘たちは離れを活かしながら、3世代が互いの距離感を保ちつつ暮らし続けられる住環境が求められました。
そこで、既存床を土間コンクリートへ更新することで建物の湿気環境を改善し、暮らしの中心には、丸みを帯びたオリジナル什器を配置しました。この什器は、家具でありながら、家族の気配や視線をやわらかくつなぐ小さな居場所として機能します。古民家に刻まれた記憶を受け継ぎながら、これからの家族関係に応答する住まいを目指しました。