2026年1月17日(土)放送

- 折り重なる壁 立体パズルの家- 東京都・村中邸

竣工
2024年3月
敷地面積
122.3㎡(37.0坪)
建築面積
46.2㎡(14.0坪)
延床面積
87.3㎡(26.4坪)
構造
木造在来工法
建築費
-
坪単価
-

西面 外観

街を見渡す高台の敷地。五角形平面の建物は正面から見ると、まるで立体パズルのように何枚もの壁が様々な角度で折り重なった不思議な形です。

2階

2階は書斎〜食堂・台所〜居間の3層が螺旋状に連続する約26畳大のワンルーム。五角形の平面を反映し、それぞれの空間が違った方向を向くことで独立性もあります。

2階 台所

アイランド型の台所も建物平面形に合わせた五角形。作業スペースが広く、使い勝手も良いそうです。

2階 居間

2階の一番高い位置にある居間。囲まれ感のある造作ソファで落ち着けます。段差にクッションを置いて座ることもできます。床の一部はスノコで空気を循環させます。

2階 居間から食堂・台所を見る

向きも高さも様々な窓は、あらゆる方向から採光。外観の特徴である折り重なる壁は、見たい景色だけを切り取り、またカーテン要らずの生活を実現しています。

1階

1階は個室スペース。玄関から段差なく続く床は全面コンクリート。靴収納は、幅の広い階段の脇に造作しています。

設計者プロフィール

藤原慎太郎

1997年 近畿大学理工学部建築学科 卒業
1999年 近畿大学大学院工学研究科建築学専攻 修了
2002年 藤原・室 建築設計事務所 設立

設計者プロフィール

室喜夫

1999年 近畿大学理工学部建築学科 卒業
2002年 藤原・室 建築設計事務所 設立
事務所名
藤原・室 建築設計事務所
所在地
大阪市天王寺区空堀町7-4
電話
06-6761-5577
FAX
06-6761-5577
Eメール
info@aplan.jp
URL
https://aplan.jp/
SNS
-

設計者のひとこと

クライアントは住まいとする地域もまだはっきりと決まらないなか、弊社にお問い合わせをいただき、敷地探しからのお付き合いとなりました。次第に景色の良い敷地を探す傾向となり、いくつかの候補地をみてゆくなか、この山手の敷地に決まりました。
この敷地は高台ということから、人の目線の高さから空を眺めることが出来、見下ろすと家並みが広がり、とても景色の楽しめる立地でした。快晴なときには、遠くに富士山の頭がのぞいています。そのような景色が望める立地のなか、どのようにその景色を取り込んだような建築を提案してゆくか、考えました。木々の隙間から差し込むような、いろいろな方向からの光、その隙間から覗く景色とともに日常を過ごすことができるといいのかなあ、という思いから計画を進めてまいりました。
内部の様子をまとめるに従い、外観が形成されていきました。壁の切れ間から覗く景色、入り込む光を検討し、まばらな壁がまとわりつくような外観デザインとなりました。プランは、1階に玄関土間、個室、水回り、2階は居間となっており、1,2階が緩く繋がりをもったスキップフロア形状となっています。玄関土間に設置された薪ストーブは、建物の平面図に合わせ形状をデザインし製作していただきました。キッチンも建物の雰囲気に合わせ形を作ってもらっています。たたずむ場所ごとに空間の景色や、そこから覗く外の景色も楽しめる家となったかと思います。