2025年8月9日(土)放送

- 木の風合い 伝統工法の家 - 神奈川県鎌倉市・吉能邸

竣工
2022年12月
敷地面積
171.7㎡(51.9坪)
建築面積
67.0㎡(20.3坪)
延床面積
114.3㎡(34.6坪)
構造
木造(伝統工法)
建築費
坪単価

北面 外観

鎌倉の住宅地に馴染む焼杉張り外壁の落ち着いた外観。一方で、平面は個性的な“く”の字形とする事で。道路に面した北側にも植栽いっぱいの庭を設けています。

1階 LDK

LDKは約23畳大。床は杉板、壁は土壁(一部漆喰)、天井は構造現し。床に3段階の高低差を設けています(一部は可動ベンチ)。庭に面した大窓は全開できます。

1階 食堂・台所

壁付けの台所、造作の食卓、いずれも全て木で仕上げています。食卓の上に吊った箱は内部にプロジェクターを納めていて、居間の漆喰壁に直接投影します。

伝統工法

構造は仕口や継手、壁は下地に竹小舞を編んだ土壁という伝統的な工法を採用。木材は丸太で購入したものを製材して、床板や収納など様々な所に使用しています。

2階 寝室

トイレと浴室以外に建具は無く、家全体がひとつながりの空間。床の一部をルーバー状にして空気を循環させます。寝室は後から“棚”を追加してベッドにしています。

2階 書斎

主に建築家である建主の仕事場ですが、時には子供たちの勉強する場にもなるそう。こちらも床の一部がルーバー状になっています。

設計者プロフィール

吉能雅人

事務所名
アトリエユイム
所在地
神奈川県鎌倉市二階堂
電話
046-733-4207
FAX
-
Eメール
yoshino@yuim.info
URL
https://yuim.info

設計者のひとこと

私たちの家は、鎌倉の自然とともに暮らすための住まいです。土壁のやわらかな空気感、木のぬくもり、そして家の真ん中でやさしく燃える薪ストーブ。子どもたちは季節の変化を肌で感じながら、五感を通じて毎日を楽しんでいます。暮らし方や子どもの成長に合わせて、間取りも少しずつ変わっていくこの家は、どこか生きもののよう。日々のあそびや食事、会話のひとつひとつが、家族の記憶として積み重なっていく。そんな丁寧な暮らしを、この家で育んでいます。