
番組概要
『忠臣蔵』『本能寺の変』に続き、
古舘伊知郎が “歴史事件の実況”に挑戦!
注目の第3弾は、幕末最大の謎『坂本龍馬暗殺』。
なぜ?誰が?どのようにして?稀代のヒーローを歴史から葬ったのか?
「寺田屋事件」「大政奉還」「近江屋事件」3つのポイントから
浮き彫りになった新事実に、古舘実況と本格ドラマで迫ります!




みどころ
■歴史バラエティー番組の新境地、『古舘トーキングヒストリー』待望の第3弾!!
古舘伊知郎が、≪歴史×ドラマ×実況≫という独自の枠組みで、バラエティー番組の新境地に挑む『古舘トーキングヒストリー』。これまで「忠臣蔵」、「本能寺の変」という日本を揺るがせた2つの事件を、最新研究に基づく新事実を取り入れた本格的なドラマと古舘の実況で再現。実はそうだったのか!と、それまでの認識を新たにし、なぜそのような事件が起きたのか、という裏側までわかりやすく掘り起こすことに成功しました。第43回放送文化基金賞【番組部門】、平成29年日本民間放送連盟賞【エンターテインメント番組部門】の、いずれも優秀賞を受賞するなど、テレビ業界に新風を巻き起こしました。
そして今回、2019年1月5日(土)に第3弾の放送が決定しました。取り上げるテーマは、時代を過去2回からグッと押し進めた幕末、主人公は夭逝したヒーロー坂本龍馬です。なぜ龍馬は暗殺されなければならなかったのか、そして犯人は誰だったのか?古舘の実況と豪華キャストによる本格ドラマで、龍馬暗殺の細部に迫ります!さらに、歴史学者・磯田道史氏による時代背景の解説や大胆な推論を交わすスタジオトークなど見所が満載!
■渡辺大、橋本マナミら、豪華キャストが熱演!新しい時代劇に挑戦します!
古舘が実況する「ドラマパート」には、今回も豪華キャストが登場します。坂本龍馬には年齢がほぼ同じという渡辺大、龍馬の妻となるおりょうに朝の連続テレビ小説「まんぷく」での好演が話題となった橋本マナミが扮します。さらに、文献をもとに東映京都撮影所に再現された近江屋のセットは、歴史学者の磯田氏にも「見事な出来!」と高評価を頂きました。
さらに「寺田屋襲撃事件」で迫る追手から半死半生の身で逃走する龍馬と、彼を守る長州藩士・三吉慎蔵の行動も、古舘の実況付きで再現。当時の息遣いを感じる、リアリティ溢れた映像で幕末の事件を徹底検証します。
豪華俳優陣による演技と豪華セット、そして趣向を凝らした映像で幕末の京都を臨場感たっぷりに再現。そんなドラマに古舘の実況がどう絡み、盛り上げていくのか。新しい時代劇への挑戦ともいえる、重厚な「ドラマパート」にご注目ください!
■走っては隠れ、隠れては走る!傷だらけの逃亡をワンカメ・ワンカットで忠実再現!
深夜、寺田屋で伏見奉行所の捕方に取り囲まれた龍馬と慎蔵。龍馬は拳銃、慎蔵は槍で抵抗するものの多勢に無勢。しかも、龍馬は手を斬られ大量出血、2階の窓から寺田屋裏手の屋根へと飛び出すと、決死の逃走劇がスタートします。どのような経路で2人は追手から逃れたのか。龍馬が兄に宛てた手紙と慎蔵が書き残した日記の記録に沿って再現するのですが、ここからワンカメ・ノーカットでの撮影がスタート。文字通りの血みどろの8分超にわたる大逃走を、一気に描き出します。
2人が目指すのは薩摩藩邸。暗闇の中、龍馬と慎蔵は何を思い、どのような言葉を交わし、どのようにして逃げ切ったのか? 龍馬役の渡辺大、慎蔵役の濱津隆之の息をもつかせぬ演技と、そんな2人を追いながらの古舘伊知郎の体を張った実況で、およそ8分間、完全ワンカットでの撮影を敢行しました。
よりリアルな映像を求めた古舘の発案によるワンカット映像でしたが、その撮影では渡辺がいくつもの擦り傷を作り、古舘もヘトヘトに。それでも古舘は「喋り手人生の中で忘れ得ぬ思い出になった」というほど思い入れの強いものとなりました。
幕末の歴史に残る龍馬と慎蔵の寺田屋からの逃亡を、古舘の実況とともにワンカットで撮影した再現映像。これまでの龍馬ドラマでも描かれたことのない、テレビ史に残る迫真の映像にご注目ください!
出演者
【MC・実況】古舘伊知郎
【歴史学者】磯田道史
【スタジオゲスト】寺島しのぶ/伊集院光/濱田龍臣/秋元真夏(乃木坂46)
【ドラマパート】
坂本龍馬…渡辺大
お龍…橋本マナミ
三吉慎蔵…濱津隆之
佐々木只三郎…手塚とおる
永井尚志…大鶴義丹
お登勢…矢吹春奈 ほか
コメント
僕は坂本龍馬がこれまでロマンチストと描かれてきたことに反発を感じていたんです。どんな人物であっても清濁併せ呑んでいるはずだ、という思いがあったので。そこを今回はロマンチストであり、超リアリストであり、リベラリストである、いろいろな面を持っているという形で描けたと思います。まさにカリスマの三面鏡。三面鏡で龍馬の側頭部も後頭部など、いろいろな部分が見えてきます。
龍馬を演じている大さんが、まさに龍馬そのもの。龍馬に会ったことはないのですが、「似ている!」と思いました。役者さんはすごいと思いましたね。
橋本さんもおりょうさんのように見えました。そのおりょうが龍馬の危機を救うシーンがあるのですが、それについても今回詳細に理解できると思います。魅力的な橋本さんと合わせてぜひご覧になっていただきたいです。
個人的に感情が高ぶったのは、二条城の前でロケをした大政奉還のシーンです。本物の二条城まで各藩の重鎮たちが籠から降りるところを実況描写したのですが、歴史的大転換の場面です。早朝の撮影でしたが緊迫のシーンに思わず力が入りました。
リアルな龍馬、橋本さんの妖艶な魅力、そして豪華なセットなどドキュメンタリータッチで面白く出来ています。僕としてはぜひ皆さんに見ていただいて、龍馬ファンから批判を受けたいぐらいです。批判をしてくださるということはそれだけ真剣に見てくださっている、ということですから。
古舘さんの実況は不思議な感じでした。現代の服の人がドラマに混ざりこんでいるので、自分が現代人なのか、幕末の人なのかと。でも2、3日で慣れました(笑)。
確かに最初は気になりましたが、舞台のような感じでしたね。古舘さんの語りがあってから芝居を続けるというのが一連の舞台でつながっているような感覚で。そのライブ感は舞台に近い感覚があったので演じていて面白かったです。
橋本さんとは15年ぶりでしたが、当時はお互いに芸名も違っていて。初めての大河ドラマだったので、あまり覚えていないんです(笑)。しかも同い年と聞いて、そんな偶然もあるんだと(笑)。同い年とは思えない大人の色気があって素敵な女性です。
若い方にも見られるように作られているので、お正月は三世代ぐらいが繋がってワイワイ話し合いながら楽しんでいただきたいですね。2019年は元号も変わり、新しい日本の夜明けを感じる年でもある。そんなものを感じながら見ていただけるとうれしいです。
時代劇の中にスーツ姿の古舘さんがいらっしゃって実況する、というのは面白くて、ちょっと異様な感じです(笑)。でも、時代劇にあまり親しみのない若い方、時代背景がわからないという方にはわかりやすいと思います。私も古舘さんの解説はすごくわかりやすかったし、勉強にもなりました。現代との橋渡しにもなって、すごく見やすいと思います。
ただ緊迫したシーンで近くに古舘さんがいた時は、ちょっと笑いそうになりました(笑)。すごく近いところにいらっしゃったので(笑)。でも、慣れたらクセになりますね。
渡辺大さんとは19歳の時に大河ドラマ「武蔵」で共演させていただきました。その時は一瞬で私も緊張していたのであまり記憶にないのですが、今回15年ぶりに共演してフランクで面白い方なんだと思いました。「武蔵」では秀頼と千姫、今回は龍馬とおりょうというどちらも夫婦役。同い年で不思議な縁を感じました。
時代劇は初めてで、自分が時代劇をやるという想像もなかったです。『カメラを止めるな』の関係者のみんなにも今回の出演について話したのですが、「売れたなぁ」と言われました(笑)。
古舘さんがそばにいるのは、そんなに気にならなかったです。芝居をやっている最中は、相手の方に集中していたので、「いるな」ということはわかりますが、気になって仕方がない、ということはなかったです。
でも、槍の練習が足りなくて、少しでも手に馴染ませておきたいとホテルにも持って帰っていました。天井が低くて振り回したりは出来ませんでしたが(笑)。
渡辺さんとの共演は、足を引っ張らないようにとだけ考えました。おそらくNGは出していると思うのですが、なんとかひどいことにはならずにやれていると思います(笑)。
今回の番組では、スーパーヒーローのような龍馬が実は“やらかしていた”という感じで取り上げられています。新しい龍馬というか、他の歴史番組とは違うと思います。そこがみどころですね。