BACKNUMBER

テーマ

子どもを大切にする社会

  • 2025年3月17日(月)

    『フリーマーケットで学ぶ』

  • 今週のテーマは「子どもを大切にする社会」です。
    都内を中心に年間100回以上開催されている、売るのも買うのも子どもたちだけのフリーマーケット「キッズフリマ」というイベントがあります。自分が使っていたおもちゃや文房具などを商品にして、本物のお金でやり取りをしながら、小学校6年生までの子どもたちがお金の大切さや自主性などを学んでいます。保護者は、会場内にあるフェンスの外から見守っています。出店する子どもに配られる「収支計算シート」は売れた商品を記録し、収入を計算。出店した子どもも買い物をすることができるため、収入から支出を引いた利益をシート上で計算します。
    イベントを運営する「キッズフリマ」は東京都の「こどもスマイルムーブメント大賞」の子供部門で最優秀賞を受賞しました。その他2つの企業・団体が優秀賞を受賞しています。

  • 2025年3月18日(火)

    『企業の子育て支援』

  • 「育児は大切な仕事」であるということを理念とする、育児休業の愛称「育業」。この育業の推進に取り組む企業を紹介します。
    オフィスの設計や環境づくりなどを行う「GOOD PLACE(グッドプレイス)」では、出産後の体の変化や、育業の大切さなどをパソコン上で学ぶ「e-ラーニング」を行っています。さらに、育業した人の業務を引き継ぐ社員には、1カ月につき最高10万円を支給しています(※2人で引き継ぐ場合は各5万円)。こちらの企業では元々、育業をする男性社員は30%ほどでしたが、こうした取り組みを通し、現在は100%になっているそうです。
    育業を推進している「GOOD PLACE」は東京都の「こどもスマイルムーブメント大賞」の子育て世代部門で最優秀賞を受賞しました。その他2つの企業・団体が優秀賞を受賞しています。

  • 2025年3月19日(水)

    『ファミリー・アテンダント』

  • 子育ての不安や悩みを予防したり解消したりできるよう、地域に住む子育て経験者などが家庭を訪問する「ファミリー・アテンダント」という行政サービスを紹介します。
    今回は、この事業を積極的に行っている大田区の取り組みを取材しました。ファミリー・アテンダントには「見守り訪問」と「伴走支援」という2つの取り組みがあります。
    見守り訪問は、月に1回、玄関先で5分程度、訪問員が子育ての様子を聞いたり、悩みに応じて相談窓口を紹介したりする取り組みです。大田区では、「見守り訪問」を受けるたびにオムツなどの育児用品に交換できる3,000円相当の電子チケットを受け取ることができます。
    「伴走支援」は、週に1回、2時間程度、子育て経験のある訪問員が保護者と一緒に子育てをしたり、悩み事を聞いたり、時には、公園や買い物、病院など、外出先への付き添いも行っています。
    現在大田区では、見守り訪問と伴走支援を合わせて月に約900世帯訪問しています。

  • 2025年3月20日(木)

    『ギュッとチャット』

  • 東京都が運営する「ギュッとチャット」という、無料のチャット相談窓口を紹介します。
    「ギュッとチャット」のHPにアクセスすることで、18歳までの子どもや、子育て中の保護者が悩み事などを匿名で相談できます。相談時間は午後3時~午後10時で、相談は1回約1時間まで。相談員は「ギュッとも」と呼ばれ、年代や性別、職種などが表示されていて、相談しやすい項目も分かるため、話したい内容に合わせて相手を選ぶことができます。予約すると次回も同じギュッともに相談することができます(予約は24時間受付)。

  • 2025年3月21日(金)

    『放課後子ども教室』

  • 「放課後子ども教室」という取り組みを紹介します。
    放課後子ども教室は、小平市内全ての市立小学校で、放課後の子どもたちの居場所や活動拠点づくりのため、地域の人などが協力して運営されています。小平第八小学校では、書道や工作、野球、琴の演奏など、年間を通じて24のプログラムがあり、主に月~土曜日に開かれています。講師を務めているのは、自宅や公民館などで指導経験がある地域の人。保護者や福祉関係者なども見守りや手伝いとして配置されています。こうしたプログラムの計画や人材探しは、「放課後子ども教室コーディネーター」と呼ばれる地域の人が担っています。放課後子ども教室は、児童と地域の人たちが交流する場所としても生かされています。

東京都