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2025年の開運祈願

  • 2024年12月23日(月)

    『矢川辨財天(べんざいてん)』

  • 2025年の開運を祈願し、来年の干支、「巳」にゆかりのある神社を紹介します。
    JR西国立駅から徒歩10分程の所にある「矢川辨財天(やがわべんざいてん)」は、かつてこの近くにあった城でまつられていたと伝わる辨財天がまつられています。境内の池に架かる橋には、辨財天の“使いの神様”といわれる白蛇の像があり、拝殿の前には狛蛇(こまへび)が鎮座しています。かつて城にまつられていたという辨財天は“秘仏”のため公開されていませんが、その代わりとして拝むために、秘仏の辨財天を模して造られた像があります。この神社の辨財天は、8本の腕に刀などの武具を持つ「八臂辨財天(はっぴべんざいてん)」と呼ばれ、戦(いくさ)の神として伝わり、現在は、芸能、金運の神様として信仰されています。秘仏の辨財天を模した像は2025年1月1日(水)~3日(金)のみ、特別に公開されます。

  • 2024年12月24日(火)

    『蛇窪(へびくぼ)神社』

  • 都営浅草線中延駅から徒歩5分程の所に、鎌倉時代の終わりごろに創建されたと伝わる通称「蛇窪(へびくぼ)神社」があります。境内の奥にある社殿の前には、「より良い未来になりますように」という願いが込められた狛蛇(こまへび)が鎮座しています。かつて境内で水が湧き、そこに白蛇がすんでいたという言い伝えをもとに、滝や池など、水の景観も造られています。さらに12日に1度、「巳の日(みのひ)」という辨財天(べんざいてん)にゆかりのある日には、生きている白蛇が展示されています(12月31日は「戸越公園中央商店街」で展示)。また、脱皮をする蛇にあやかり、撫(な)でることで“自身の浄化”を祈願する「撫で白蛇」という像も置かれています。

  • 2024年12月25日(水)

    『谷中七福神巡り』

  • 2025年の開運を祈願して「谷中七福神巡り」を紹介します。
    「谷中七福神巡り」とは、JR田端駅から上野駅周辺の約5㎞の範囲にある7つの寺院でまつられている七福神を巡ること。毎年1月1日~10日の期間、七福神の像などが特別に公開され(※弁才天の像は非公開)、それぞれの寺院を巡ることで特別な御朱印をもらうことができます。最初に訪れたのは、田端駅から徒歩約7分、徳川歴代将軍の祈願所として使われていたといわれ、福禄寿がまつられている「東覚寺」。福禄寿は、子孫繁栄や財産、長寿を象徴する神として信仰されています。
    次に訪れたのは、東覚寺から徒歩で約15分、恵比寿がまつられている「青雲寺」。恵比寿は大漁、商売繁盛、五穀豊穣などをもたらす神として信仰されています。江戸時代、青雲寺がある一帯は花見などの行楽地として賑わっていたといわれ、その当時の様子が歌川広重の「名所江戸百景」に描かれています。

  • 2024年12月26日(木)

    『谷中七福神巡り②』

  • 「谷中七福神巡り」とは、JR田端駅から上野駅周辺の約5㎞の範囲にある7つの寺院でまつられている七福神を巡ること。毎年1月1日~10日の期間、七福神の像などが特別に公開され(※弁才天の像は非公開)、それぞれの寺院を巡ることで特別な御朱印をもらうことができます。
    これまで2つの寺院を訪ねた林家きく姫、3カ所目は、恵比寿がまつられている青雲寺から徒歩約2分の所にある、布袋尊がまつられている「修性院(しゅしょういん)」。こちらにまつられている布袋尊の像は、約340年前、江戸時代中期に造られたといわれ、荒川区の文化財に指定されています。布袋尊は財運の神として信仰されています。
    続いて4カ所目は、修性院から徒歩約10分の所にある、寿老人がまつられている「長安寺」。寿老人は長寿をもたらす神として信仰されています。こちらにまつられている寿老人の像は、徳川家康が奉納したと伝えられています。

  • 2024年12月27日(金)

    『谷中七福神巡り③』

  • 「谷中七福神巡り」とは、JR田端駅から上野駅周辺の約5㎞の範囲にある7つの寺院でまつられている七福神を巡ること。毎年1月1日~10日の期間、七福神の像などが特別に公開され(※弁才天の像は非公開)、それぞれの寺院を巡ることで特別な御朱印をもらうことができます。
    これまで4つの寺院を訪ねた林家きく姫、5カ所目は、寿老人がまつられている長安寺から徒歩約5分の所にある、毘沙門天がまつられている「天王寺」。こちらでまつられている毘沙門天は立身出世の神として信仰されており、その像は台東区の文化財に指定されています。
    6カ所目は、天王寺から徒歩約15分の所にある「護國院」。商売繁盛などの神として信仰されている大黒天が描かれた掛け軸がまつられています。また、木で造られた大黒天の像を拝むこともできます。
    最後に訪れたのは、護國院から徒歩約15分の所にある「不忍池辯天堂(しのばずのいけべんてんどう)」。本尊の辯才天(べんざいてん)は、正月の期間も公開されませんが、その代わりとして拝むために、本尊を模して造られた「八臂辯才天(はっぴべんざいてん)」と呼ばれる像が置かれています。八臂辯才天は芸能のほか、金運の神として信仰されています。

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