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夏に潜む危険

201978日(月)

「子どものプール事故」

夏に増える水難事故。溺れる場所を年代別にみると9歳以下では、プール(ビニールプール含む)での水難事故が約75%(東京消防庁管内)で海や河川よりも多くなっています。
救命救急科の萩原医師によると「溺れる時は静かに溺れる」ため、大勢の目があっても溺れていることに気づきにくく、大人の目の届く範囲、手の届く範囲で子どもを遊ばせることが大事です。
また、長時間プールで遊ぶことによる体力の消耗が、溺れやプールサイドでの転倒の要因になるだけでなく、熱中症も招くことにつながりかねないそうです。日差しを避けた場所でこまめに休憩をはさみ、水分補給をさせることが大切です。
住所:〒183−8561
東京都府中市武蔵台2-8-29
電話:042-300-5111
HP:http://www.byouin.metro.tokyo.jp/shouni/index.html
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201979日(火)

「子どもの熱中症」

子どもは汗をかいて体温を下げる機能が未発達なので、大人に比べ熱中症になりやすいと言われています。また輻射熱(ふくしゃねつ)という地面からの照り返しで、身長が低い子どもほど暑い環境に晒されていることも、子どもが熱中症になりやすい要因として挙げられています。熱中症の症状は風邪と似ていますが、発熱の仕組みが違うので、解熱剤などの薬は効果が期待できません。暑い環境にいたあとに発熱や頭痛などの症状が出たら熱中症を疑い、涼しい場所に移動して水分補給を行いながら、冷たいタオルなどを首や脇などにあて安静にしましょう。
東京都立小児総合医療センター
住所:〒183−8561
東京都府中市武蔵台2-8-29
電話:042-300-5111
HP:http://www.byouin.metro.tokyo.jp/shouni/index.html
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2019710日(水)

「水を無くせば蚊は出ない」

東京都では蚊が媒介する感染症を予防するため、蚊の発生の抑制を呼びかけています。蚊の発生を抑制するポイントは3つ。「たまり水をなくす」「不要なものは片付ける」「週1回は清掃や水の交換」です。
蚊は水のあるところに産卵し、2週間ほどで成虫になるため、幼虫(ボウフラ)を成長させないことが大切です。屋外に放置されている容器、空き缶、ペットボトル、植木鉢などに雨水などがたまったままにしないようにしましょう。
東京都福祉保健局健康安全部環境保健衛生課
電話:03-5320-4391
HP:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kankyo/eisei/baikaikataisaku/index.html
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2019711日(木)

「脳梗塞にご用心」

脳梗塞の発症者は冬に比べ夏の方が多くなっています。神経・脳血管内科の上田医師によると、夏場は水分が不足することで血液がドロドロになり、脳の血管が詰まりやすいそうです。脳梗塞の前兆として「顔面の非対称」「言語障害」「片手が上がらない」の3つの症状があり、ひとつでも当てはまれば7割の確率で脳梗塞や脳出血の疑いがあります。
また、脳の血管が一時的に詰まる「一過性脳虚血発作」は、これらの症状がすぐに消えてしまうことがありますが、数日以内に本格的な脳梗塞になる可能性が非常に高いため、前兆を見過ごしてはいけません。
脳梗塞は1分1秒を争う病気です。家族や周りにいる人がいち早く前兆に気づいて病院に行くことを強く促すことが大切です。
東京都立多摩総合医療センター
住所:〒183-8524
東京都府中市武蔵台2-8-29
電話:042-323-5111
HP:https://www.fuchu-hp.fuchu.tokyo.jp/
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2019712日(金)

「もしもの時のAED」

夏場、水難事故や熱中症などで救急搬送される人が増加します。救急車が出場してから現場に到着するまで約7分(去年・東京消防庁管内)といわれています。心肺停止7分後に救命処置を開始した場合の救命率は40%を下回るため、AEDなどによる一刻も早い救命処置が重要です。
AEDは電源を入れるとその後の処置を音声で教えてくれるので、指示に従い落ち着いて操作してください。
救急隊の到着前に市民がAEDで電気ショックを行った時の心拍再開率は約60%。その重要性がわかります。
都内の各消防署では市民を対象に救命講習会を行っています。
東京消防庁本部庁舎
電話:03-3212-2111
HP:http://www.tfd.metro.tokyo.jp
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