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東京マイスター

2018521日(月)

「とんぼ玉作りの匠」

古来からあるとんぼ玉や様々なガラス細工の制作に優れているということで、平成29年度の東京マイスターに選ばれた“なかの雅章さん”。
国産の鉛ガラスを溶かしてステンレス棒に巻き付け形を整え、その上に金箔を練り込んだガラス棒で線を描きます。次に桜のパーツを埋め込みます。すべてのパーツを埋め込み形を整え、藁灰の中で1時間冷ましたら完成です。
今回作ったとんぼ玉は「流水に桜のとんぼ玉」。金箔が入ったゴージャスで幻想的な作品でした。
住所:東京都北区東十条4-7-18
HP:http://www.kaizuya.tokyo/

流水に桜のとんぼ玉 12,960円
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2018522日(火)

「石彫の匠」

石材の知識や技能に優れ、技能グランプリで内閣総理大臣賞を受賞したことから、平成29年度の東京マイスターに選ばれた山中英明さん。作業は伝統的な手彫り。
石材を割るコヤスケとノミを使い五輪塔の地輪部分を約2.5cm削ると1時間程で石は平らになりました。
次に台座の部分をノミと金槌を使いリズミカルに加工していきます。一つの五輪塔が完成するまでに約2か月かかるそうです。
山中さんの製作した作品はお寺や庭園などに置かれています。
山中石材工業
住所:東京都八王子市
電話:042-625-4734
HP:http://www.yamanaka-sekizai.com/
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2018523日(水)

「印章彫刻の匠」

個人向け実用印の彫刻技能に優れ、全ての工程を手作業で行うことから、平成29年度の東京マイスターに選ばれた草野好司さん。
判子を作る工程は、まず最初に筆を使い点で「字入れ」をしていきます。文字を書き終えたら鏡を使い文字全体のバランスを見ます。一(いち)などの画数の少ない文字はバランスが難しいと言います。
その後、文字の部分だけを残し、テコの原理で彫っていく「荒彫り」の作業を行い、最後は引きながら彫る「仕上げ」です。
判子を押したときのことを考えながら彫らないとだめだという草野さん。日本の文化である印章が残っていくように祈っていると言います。
月賞堂
住所:東京都立川市柴崎町2-1-9
電話:042-522-3333
HP:http://www.tokyoinsho.jp/shop/shop25/shop25-01.html
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2018524日(木)

「畳作りの匠」

畳文化を継承する数少ない技能者として、平成29年度の東京マイスターに選ばれた髙木新治さん。
髙木さんの作った畳は調布市にある深大寺の旧庫裡の居間にも使用されています。
最初に家の寸法に合わせて框(かまち)と言われる角の部分を切り落とします。真っ直ぐに切り落とすのは難しく、一人前になるには7年かかると言われているそうです。
次に行うのは、畳表・畳縁・畳床を縫い合わせる平刺し。縫い目の間隔を7:3となるように縫っていきます。真っ直ぐになるよう、縫うのに気を使っていると言います。
その後、畳の厚みが均等になるように、足りない部分に藁を足し微調整していきます。最後に畳を裏返し框(かまち)を縫い合わせたら完成です。
髙木畳店
住所:東京都八王子市上壱分方町274-8
電話:042-651-2867
HP:http://www.takagi-tatami.com/
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2018525日(金)

「ハーモニカ作りの匠」

ハーモニカリードを応用した新商品や、世界初のリードプレート製造技術を開発し、平成29年度の東京マイスターに選ばれた長谷川茂行さん。ハーモニカは内部で「リード」と呼ばれる小さな金属の板が振動し、音が鳴る仕組みです。
長谷川さんは、新しいハーモニカリードを独自の技術で開発しました。従来のリードは、リードとプレートの部分を溶接したもの。長谷川さんが考案したのは、100分の5mmの隙間を空けるように金属を抜き落とすという技術です。これにより、品質・生産性が格段にアップし、2001年に特許を取得しました。
長谷川さんはほかにも、ハーモニカリードを利用した笛吹きケトルを考案。お湯が沸騰したら、ハーモニカのやさしい音色で知らせてくれます。さらにスポーツ観戦で使用する、応援用ラッパも考案。この商品は、長野オリンピックの公式応援グッズとして採用されました。
日本教育楽器
住所:東京都港区芝大門2-11-10
電話:03-3431-1631
HP:http://nkg-hamamatu.c.ooco.jp/

ビートホーン(大) 1,000円(直売価格)
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