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東京の文化財

20171030日(月)

「旧李王家東京邸」

李王家の李垠・方子夫妻の邸宅として、1930(昭和5)年に竣工した都指定有形文化財・旧李王家東京邸。鉄筋コンクリート・一部木造2階建塔屋付の建物外観は、ゴシックにルネサンスの装飾的要素が加わるチューダー様式です。
内部には豪華に装飾された広間や大客室、ステンドグラスがはめられた大階段、あじろ天井と暖炉を組み合わせた談話の間、方子様の身長に合わせ、高さ約150cmの鏡付き戸棚を造り付けた寝室などが広がります。
住所:東京都千代田区紀尾井町1-2 東京ガーデンテラス紀尾井町内
電話:03-6261-1122
公開時間:午前10時30分〜午後5時30分 ※挙式中など一部通行制限あり
HP:https://akasakaprince.com
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20171031日(火)

「旧醸造試験所第一工場」

明治政府が醸造産業の育成と品質向上を目指し、1903(明治36)年に竣工させた重文・旧醸造試験所第一工場。明治期を代表する建築家・妻木頼黄設計によるれんが造の建物は、外側が見た目の美しいドイツ(小口)積み、内側がより強度のあるイギリス積みされています。
断熱性の高い建物内部には、白色のゆう薬れんがを使ったものの調湿効果が得られなかった旧麹室や、壁にカビが生えるほど適した環境の貯蔵室などを見ることができます。
旧醸造試験所第一工場
住所:東京都北区滝野川2-6-30
電話:03-3910-3853(日本醸造協会)
HP:http://www.jozo.or.jp/redbrick

東京文化財ウィーク2017特別公開
11月2日(木)まで 午前10時〜午後3時
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2017111日(水)

「護国寺」

江戸幕府5代将軍・徳川綱吉により1697(元禄10)年に造営された、重文・護国寺観音堂(本堂)。元禄文化の粋を集めた堂内は、天井に狩野主信「飛天図」、本尊・如意輪観世音菩薩を安置する厨子(ずし)上部には、綱吉の揮ごうによる額などを見ることができます。
また境内には桃山時代の書院、重文・月光殿(旧日光院客殿)も移築されていて、70畳の建物内には、床の間に狩野派絵師による墨絵・蘭亭曲水図も残されています。
護国寺
住所:東京都文京区大塚5-40-1
電話:03-3941-0764
拝観時間:午前9時〜午後4時
HP:http://www.gokokuji.or.jp

本尊 如意輪観世音菩薩開帳 毎月18日
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2017112日(木)

「小机家住宅」

材木商の小机三左衛門が1875(明治8)年ごろに建てた木造2階建住宅、都指定有形文化財・小机家住宅。土蔵造の建物は、洋風な列柱やバルコニーで装飾されています。
玄関には祥雲にウサギ、老松、波頭を描いたこて絵が施され、1階は伝統的な田の字型の四間取り。ふすまの上張りには、イギリスから輸入した絹本が使われています。そして2階へ通じる階段は、繊細な彫細工が施されたらせん階段。2階は内部に柱のない48畳の大空間です。
小机家住宅
住所:東京都あきる野市三内490
電話:042-596-4158(小机邸喫茶室 安居)
HP:http://www.city.akiruno.tokyo.jp/0000001447.html

東京文化財ウィーク2017特別公開
11月3日(金)・4日(土) 午前11時〜午後5時30分
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2017113日(金)

「雑司ヶ谷鬼子母神堂」

1664(寛文4)年建立の本殿と、1700(元禄13)年建立の相の間、拝殿からなる、重文・雑司ヶ谷鬼子母神堂。
堂内には烏山石燕が1738(元文3)年に描いた、都指定有形文化財・板絵着色大森彦七図や、2代目鳥居清満が1839(天保10)〜1855(安政2)年の間に描いた、都指定有形文化財・板絵着色三人静白拍子図が掲げられ、広島藩主・浅野光晟の正室・満姫が寄進したと伝わる本殿は、安芸風の装飾が施されています。
雑司ヶ谷鬼子母神堂
住所:東京都豊島区雑司が谷3-15-20
電話:03-3982-8347
拝観時間:午前8時〜午後5時
HP:http://www.kishimojin.jp
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■小石川・雑司が谷を歩いてみませんか
電話:03-5320-6862(東京都教育庁地域教育支援部管理課文化財保護担当)
HP:http://www.syougai.metro.tokyo.jp/bunkazai/pro2017/koishikawajp.pdf