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感染症にご用心

2017320日(月)

「結核」

全国で毎年約2万人が新たに患者となり、約2千人が亡くなる結核。結核患者のせきなどで空気中に出た結核菌を吸うことで感染し、感染した人の約1〜2割が発病します。症状はせきやたん、微熱、食欲低下、体重減少など。
予防は年に1回程度、定期健診(胸部レントゲン検査)を受けること。早期発見により病気の進行を抑え、周囲への感染も防げます。せきが長引く場合は結核を疑いましょう。治療は約6カ月間、抗結核薬を服用します。
住所:東京都清瀬市松山3-1-24
電話:042-493-5711
HP:http://www.jata.or.jp
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2017321日(火)

「風しん・麻しん(はしか)」

2012〜13年に20〜40代男性に大流行した風しん。特に1979(昭和54)年4月1日以前生まれの男性は風しんワクチン接種がなく、免疫がないことが多いそうです。風しんは飛まつ感染や接触感染し、妊娠初期は胎児に感染することもあります。予防は風しんワクチンの2回接種です。
また国内排除状態ながら、海外で感染する麻しん(はしか)。空気感染や飛まつ感染、接触感染し、重い合併症も…。予防は麻しんワクチンの接種です。
国立感染症研究所感染症疫学センター
住所:東京都新宿区戸山1-23-1
HP:http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html
風しんワクチンの定期接種状況
1962(昭和37)年4月1日以前生まれ 接種なし
1962(昭和37)年4月2日〜1979(昭和54)年4月1日生まれ 男:接種なし、女:1回接種あり
1979(昭和54)年4月2日〜1990(平成2)年4月1日生まれ 1回接種あり
1990(平成2)年4月2日以降生まれ 2回接種あり
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2017322日(水)

「デング熱・ジカ熱」

2014年に約70年ぶりに国内感染したデング熱。蚊により媒介され、症状は高熱や頭痛、眼か痛、関節痛、筋肉痛、発しんなど。予防は蚊に刺されない工夫をすることです。
また2016年2月15日以降13人が海外感染し、国内で診断されるジカ熱は、妊婦が感染すると胎児に小頭症の可能性も…。ジカ熱は性行為で感染することもあり、感染者は男性で半年間、女性で8週間、コンドームを使用するか性行為を控えることが推奨されています。
国立国際医療研究センター病院
住所:東京都新宿区戸山1-21-1
HP:http://www.hosp.ncgm.go.jp
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2017323日(木)

「HIV/エイズ」

全国では2015年、1,006人の新規HIV感染者と428人の新規エイズ患者が報告されています。HIV感染すると免疫が低下し、ニューモシスティス肺炎やカンジダ症、サイトメガロウイルス感染症など、23疾患にかかるとエイズ発症となります。
HIVはおもに性行為で感染し、だ液や涙、汗、尿などでは感染しません。感染を調べるにはHIV検査を受けること。治療は抗HIV薬を服用してウイルス増殖を抑え、エイズ発症を防ぎます。
HIV検査について
東京都HIV/エイズ電話相談 03-3292-9090
東京都HIV検査情報Web http://pc.tokyo-kensa.jp
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2017324日(金)

「梅毒」

2016年に都内では1,673人の梅毒患者が報告され、特に20代女性、20〜50代男性で急増!感染はおもに感染部位と粘膜や皮膚の直接接触で、性器と性器、性器と肛門、性器と口など。
症状は第T期で陰部や口唇部、口腔内などにしこりや、そ径部に腫れが見られ、第U期で発しんが出ます。晩期は皮膚や筋肉、骨などにゴム腫や、心臓や血管、脳などに病変が生じることも…。治療はおもに抗菌薬を内服し、予防はコンドームの使用です。
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■都立駒込病院
住所:東京都文京区本駒込3-18-22
電話:03-3823-2101
HP:http://www.cick.jp