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今週のテーマ
名誉都民

2014128日(月)

「103歳の現役 日野原重明」

名誉都民とは東京の社会文化に多大な功績があった人に贈られる称号で、これまでに101人が顕彰されています。その一人が聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さん。現在103歳で、今なお現役です。
日野原さんは民間病院初の人間ドックの開設や、終末期の患者の緩和ケアを行う日本初の独立型ホスピスの開設に尽力しました。そんな日野原さんの若さの秘訣は新しいことに挑戦し続けること。6年後の東京オリンピックがゴールだと語ります。 聖路加国際病院
住所:東京都中央区明石町9-1
電話:03-3541-5151
HP:http://hospital.luke.ac.jp

「だいすきなおばあちゃん」 朝日新聞出版 日野原重明 文/岡田千晶 絵
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2014129日(火)

「狂言の伝承 野村萬」

名誉都民の狂言師、野村萬さんを訪ねました。
昭和5年、能楽狂言方和泉流、江戸時代に起源をもつ野村万蔵家の長男として生まれ、4歳で初シテ。その後も戦後初の海外公演への参加や数多くの新作狂言の発表など狂言界で活躍するとともに、現代劇やテレビドラマにも出演。67歳で人間国宝に認定されました。そんな野村さんにとって伝統の継承は、ただ教わってきたものだけを踏襲するのではなく、想像する精神が必要だと語ります。
野村萬さん
日本芸能実演家団体協議会
電話:03-5353-6600
HP:http://www.geidankyo.or.jp
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20141210日(水)

「東京手描友禅 安達雅一」

名誉都民で現代の名工にも選ばれた東京手描友禅の染色家、安達雅一さんを訪ねました。
多彩で華やかな京友禅、写実的な加賀友禅に対し、東京手描友禅は構図や色に無駄のない、都会的で洗練されたデザインが特徴です。安達さんは友禅の常識を無視した全く新しい染色技法、“うつし糊絵”を先代とともに開発。重ね塗りは邪道とされる友禅に、色を重ねることで立体感を生み出しています。安達さんは伝統は革新だと語ります。
安達雅一さん
電話:03-3950-3885(工芸美術日工会)
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20141211日(木)

「鎮魂の造形美術家 三橋國民」

今年、名誉都民の称号が贈られた彫刻、絵画、石造など幅広く創作活動を行う造形美術家、三橋國民さんを訪ねました。
三橋さんは第二次世界大戦下、激戦地ニューギニア戦線に従軍し、所属部隊40人中わずか2人の生き残りとして帰還しました。以降、亡くなった僚友への“鎮魂”をテーマに作品を作り続けています。三橋さんは“鎮魂”のために生きている、彼らが何を言いたかったのか代弁する責務が自分にはあると語ります。
三橋國民さん
電話:042-722-3511
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20141212日(金)

「東洋と西洋の融合 森英恵」

名誉都民のデザイナー、森英恵さんを訪ねました。
森さんは22歳で結婚後、自分の子供に着せる服が作りたいとドレスメーカー女学院に通い洋裁を学びます。そして25歳で注文服の店、スタジオ「ひよしや」をオープン。39歳のときにニューヨークで初の海外コレクションを発表し、海外のプレスから絶賛されました。1977年には東洋人として初めて、パリのオートクチュール組合に正式加盟。以降、舞台衣装デザインでも活躍しています。
森英恵さん
森英恵事務所
Eメール: info@hanaemori-studio.co.jp
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名誉都民について
電話:03-5388-3141
(東京都生活文化局文化振興部文化事業課記念行事係)
HP:http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/kenshou/kenshou.htm