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東村山市の魅力

  • 2024年8月12日(月)

    『緑と水を巡る』

  • 今週は、市制60周年を迎えた東村山市の魅力を紹介します。多摩地域の北部に位置する東村山市は、新宿から電車で約30分と都心近郊にありながら豊かな自然環境が残っています。
    そこで今回は東村山市の緑と水について紹介します。まず、訪れたのは「都立東村山中央公園」。9月1日まで開放されている「マイマイ池」は、水遊びをする人たちで賑わいます。また、園内からかかる歩道橋も見どころの1つ。橋の上からは、西武多摩湖線を真上から眺めることができます。
    そして、西武多摩湖線沿いには、西東京市から多摩湖を周遊する約22kmの「多摩湖自転車歩行者道」が走っています。緑豊かな道でサイクリングを楽しむ人も多く、道沿いには休憩できるスポットも整備されています。
    続いて訪ねたのは、東村山市の西側に位置する「都立狭山公園」。園内にある約120段の階段を登った先には「多摩湖(村山貯水池)」が広がっています。多摩湖は周囲16.7kmの水道用貯水池で、狭山丘陵を利用して造られました。ここでは、東京都選定歴史的建造物の「村山下貯水池第一取水塔」も見ることができます。

  • 2024年8月13日(火)

    『フォトスポットを巡る』

  • 東村山市のWebサイト「東村山の風景をたのしむフォトギャラリー」には、市民などが撮影した東村山市の様々な風景の写真が掲載されています。今回は、そこに掲載されている写真の撮影スポットを巡ります。
    まず訪ねたのは、「小さな鉄橋を渡る」というタイトルの写真が撮影された「都立狭山公園」。撮影された場所には、「北川(きたがわ)」という川が流れ、その上の橋に西武多摩湖線の線路が走っています。林家きく姫も電車が来るタイミングで撮影しました。
    続いては、地域を守るお不動様として親しまれている「大善院」。Webサイトには、境内で撮影された写真がたくさん掲載されています。そのひとつが「不動明王三十六童子(さんじゅうろくどうじ)」。実物は、1930(昭和5)年に富士山の火山岩を使って造られた、高さ7mの築山(つきやま)に安置されています。

  • 2024年8月14日(水)

    『夏の農作物』

  • 東村山市には、新鮮な農作物などが購入できる直売所が100カ所以上あります。
    今回訪ねたのは、「小山農園・菜園場(さえんば)」の直売所です。取材日には、朝に採れた「バターナッツ」や「ルバーブ」、「シビラン」などの珍しい野菜が並んでいました。
    年間で100種類以上の農作物を作っているという園主の小山さん。畑では、夏に旬を迎える北米原産の「ポポー」という果物や、緑色のミニトマトなども栽培していました。
    また、市内では直売所以外に朝市が行われています。毎月第3日曜日に開催されている「マルシェ久米川」では、新鮮な農作物を店頭に立つ農家から直接購入することができ、おすすめの食べ方なども教えてもらうことができます。東村山市で作られている「多摩湖梨」(9月下旬まで)や「多摩湖ぶどう」(10月中旬まで)なども店頭に並ぶそうです。

  • 2024年8月15日(木)

    『ご当地グルメ』

  • 今回は、東村山市のご当地グルメの1つ「東村山黒焼きそば」を紹介します。市内50以上の店舗で販売されている、地元の人たちにはお馴染みの黒い焼きそば。その黒さの秘密は、イカスミを使った黒いソース。イカスミ特有の旨みや風味が特徴です。
    ソースを開発した地元のメーカー「ポールスタア」は、1850年にしょう油醸造業として創業し、現在は200種類以上のソースなどを製造・販売しています。「東村山黒焼(くろやき)そばソース」の販売を開始したのは2009年。地元の新しい名産品を作りたいという思いが開発のきっかけだったそうです。スパイスなどの配合も試行錯誤し、子どもから大人まで食べられるようにマイルドな味に仕上げています。現在では、東村山市立の小中学校の給食でも提供され、郷土食として根付いています。

  • 2024年8月16日(金)

    『ふるさと歴史館』

  • 今回は、東村山市の歴史と文化について学びます。
    そこで、市の文化財保護や歴史資料の収集などを行っている「東村山ふるさと歴史館」を訪ねました。
    1995年、東村山市多摩湖町では、都営住宅建て替え工事の時に「下宅部(しもやけべ)遺跡」が発見されました。縄文時代後期の出土品のうち392点が国の重要文化財「東京都下宅部遺跡出土品」として指定されました。歴史館では、そのうちのひとつ「丸木舟未製品(みせいひん)」を見ることができます。舟をつくる途中でやめてしまった、つくりかけの貴重な資料です。
    続いて、江戸時代から現代に至るまでの、東村山の「雑木林とくらし」について学ぶコーナーへ。農作物の肥料などとして使われる落ち葉を運ぶための背負籠(せおいかご)が再現されています。その重さは約60kgもあります。
    「東京市軽便鉄道」の模型も展示されています。軽便鉄道は、1920(大正9)年6月から1924(大正13)年4月頃まで、多摩湖を造る資材を運ぶため、東村山駅と多摩湖の間を走りました。

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