今週のテーマ

春の野川

2008年 4月21日(月) 放送分


豊かな自然公園〜野川公園〜

野川周辺を散策する今週。まず姫が訪れたのは、園内を野川が流れる「都立野川公園」。その前身は国際基督大学のゴルフ場。豊かな水と緑にあふれた憩いの公園です。また、野川流域連絡会の方に、野川の自然や、生き物についてお聞きします

野川は国分寺市に点在する湧水が源。   国分寺崖線に沿って随所で湧水を集めながら東京都下を流れて多摩川に注ぐ、全長約20キロメートルの清流です。都立野川公園園内の「自然観察センター」では、野川に生息する生き物などを展示しています。また、野川周辺の自然と人文についての展示や自然観察会などの催物も行っています。さらに、センターの横にある「自然観察園」は、数少ない貴重な植物群落の学習の場として四季折々の野草や野鳥、昆虫などが見られる自然の宝庫となっています。


  





2008年 4月22日(火) 放送分


野川をつくる湧水〜真姿の池・武蔵国分寺〜

武蔵野を流れる野川。今日はその野川の源である湧水を訪ねます。そこは「真姿の池 湧水群」。そこから「お鷹の道」と呼ばれる清流沿いの小道を歩き、武蔵国分寺へと散策します。境内には「万葉植物園」がありました

野川に流れ込む数多くある湧水の中の一つ、真姿の池湧水群。ここから湧き出した水は、野川へと注ぎこみます。集められた水によって川の流れはより力強さを増します。そして、こちらは湧水群のスグとなりにある真姿の池。こちらには、重い病に苦しむ絶世の美女・玉造小町(たまつくりこまち)が、「池で身を清めよ」との霊示を受け、病を治したという伝説が残っています。








2008年 4月23日(水) 放送分



野川をつくる湧水〜殿ヶ谷戸公園・貫井神社

昨日に続き、野川の源流となっている湧水を訪ねます。今日、ご紹介するのは湧水に触れことの出来る都立殿ヶ谷戸公園。こちらでは、4月26日から5月6日まで、ふじまつりが開催されます。また境内に湧水のある貫井神社もご紹介。

こちらは国分寺駅のすぐそばにある「殿ヶ谷戸庭園」野川に注ぐ数多くある湧水の一つがあり、武蔵野の自然の地形を生かして設計された庭園です。駅からすぐの場所にあるのに、この中に入るとすごく静かで別空間です。園内にある「次郎弁天の池」東京都名湧水57選にも選ばれています、このキレイな湧き水が野川へと流れ込んでいきます。







2008年 4月24日(木) 放送分

武蔵野公園

本日ご紹介するのは、野川沿いにある都立武蔵野公園。こちらでは、都内の公園に植える苗木を育てている苗圃(びょうほ)があります。また、公園から野川沿いを歩いて「はけの森美術館」へ向かいます。

園内を野川が通り、その流れに沿って草原や雑木林が続く「都立武蔵野公園」。元は苗木を育てる苗圃(びょうほ)として使われていました。苗圃とは東京都の各公園や街路に植える苗木を育てる苗木畑のこと。今でも武蔵野公園の中心部を占めるのはこの苗圃で、ハナミズキやハクウンボクなど、約80種7000本の苗や樹木を育成しています。また園内を流れる野川は親水護岸で整備され、水に親しめる設計になっています。




                                                                                                                                                                                               

2008年 4月25日(金) 放送分



自然を再生する

野川を散策してきた今週の東京サイト。最後は、野川をキレイで豊かな川に、野川にかつてあった自然を再生しようと努力している人たちをご紹介します。また野川沿いに作られた田んぼもご紹介

野川の命である湧水の保全、そして自然再生の要である水の確保に行政と市民が力を合わせ取り組んでいます。生活排水の流れ込んでいた1970年代は汚染度が高くなりましたが、その後、下水道がほぼ完備して 急速に水が良くなりました。しかし、都市化の影響で、湧水が減少。雨水をためて、少しずつ地面に浸透させる雨水浸透升の設置などが進められています。また、武蔵野公園内には、自然を再生する取り組みのひとつとして田んぼが作られていました。









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