今週のテーマ

バーク・コレクション展



2006年 2月27日(月) 放送分


今年も飛びます!飛びます!

毎年、この季節、多くの人を悩ます花粉症・・・。しかし、今年の花粉の飛ぶ量は少なめ、しかも過去10年平均の半分以下、昨年の1割以下と予想されています!でも、少ないからといって本当に安心なのでしょうか?スギ花粉症に詳しい斎藤先生にお話しをうかがいます。

斎藤洋三先生は、花粉症研究の第一人者。日本特有のスギ花粉症は斎藤先生が栃木県・日光で発見しました。斎藤先生は、花粉が少ないからといって、安心はできないといいます。昨年、大量の花粉を浴びて、反応物質の抗体も、その値が高くなっているのです。予備軍の方も、もうギリギリのレベルまで来ているかもしれません。そんなスギ花粉症に対して、東京都では「総合的花粉症対策」をスタートさせました。






2006年 2月28日(火) 放送分


花粉は元から絶つ!

色々な種類の花粉が原因で引き起こされる花粉症。その中でも一番多いのがスギ花粉症です。この問題を探るために姫は、実際にスギ林に行ってみることに・・・。そこでは、東京都による「総合的花粉症対策」が行われていました。

「総合的花粉症対策」の中の一つが「花粉発生源対策」。東京都では、多摩地域から発生するスギ花粉を10年間で、全体の2割削減するため、スギ林の伐採を進めます。そもそもスギは樹齢30年を過ぎると、花粉を大量に放出するようになります。このように、スギの生長によっても変化する花粉の量。そこで、むやみに伐採するのでなく、保全型の森林として、環境を考えながら間伐を進めます。花粉症を元から絶つには、森を新たに育てることが必要なのです。






2006年 3月1日(水) 放送分


花粉減少・・・林業再開・・・
飛んでくる花粉を減らすには、元から絶つのが一番。東京都では、花粉症発生源対策を進めています。その対策の一つが、現在の杉を花粉の少ない杉へ植え替える事。姫は、花粉の少ない杉を求め山奥へ。

「花粉症発生源対策」の一つが、現在のスギを、花粉の量の少ないスギにかえていくこと。スギの花粉は、スギの雄花にあり、一粒に約40万の花粉が入っているといわれます。つまり、花粉の少ないスギとは、雄花がつきにくいスギの事。東京都では、むやみにスギを伐採するのでなく、森林保護と共に、林業を視野に置いた生産型の森林づくりを進めていきます。今、しっかりと有効活用が出来る、生産型の森づくりが求められています。






2006年 
2006年 3月2日(木) 放送分

備えあれば・・予防!

春の風に乗ってやってくる迷惑な訪問者、花粉症。東京都では花粉症患者の実態調査を進めると共に、花粉の自動測定、予測システムの構築を開始します。今後は、リアルタイムで最新の花粉情報がチェック可能になるそうです!

東京都では、昭和60年から都内12カ所で花粉の飛散量を計測中です。こちらでも、毎朝9時に屋上にある観察スポットで前日の花粉を集め、計測しています。採取された花粉は、特殊な液体で染色され、顕微鏡を覗いて一つ一つ数えられていきます。多い日にはおよそ8000個も数えることがあるそうです。花粉症に関する情報をまとめた「花粉症一口メモ」は、都庁及び多摩地域の保健所で入手可能ですが、下記、東京都福祉保健局のホームページからダウンロードすることも可能です。是非参考にしてみてください。








2006年 3月3日(金) 放送分



最先端治療

花粉症は、スギ花粉症だけでなく、他の花粉によるアレルギーも合併している症例が多いと言われます。そこで、アレルギー検査を行い、メディカルケアとセルフケアをしっかりと行う事が重要となります。

スギ花粉に対してアレルギーを持っている人は、体がスギに対して異物と認めるので抗体を作ります。では、異物として認めないようにして、抗体を作る量を減らそう。という、花粉アレルギーを抑える治療研究が進んでいます。体にスギ花粉エキスを入れ、花粉に慣れさせることで、花粉を異物と感じなくさせ、アレルギー反応を抑えようという治療法です。舌下にするのは、患部に近い場所にエキスを入れることで、効き目が早くなる効果があるからです。まだ、臨床試験の段階ですが、その効果の高さから注目されている治療法。花粉エキスは、5週間かけ、その濃度を高められていきます。







 




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