今週のテーマ

身近な空き巣対策



2006年 2月13日(月) 放送分


空き巣の下見

30分に1件以上の割合で起こっているという「空き巣」。平成16年中に都内で起きた空き巣被害は、約1万5千件。その被害総額は約65億円にも上ります!そんな空き巣犯が、侵入する家を決める下見。では、彼らが目を付けるのではどこなのでしょうか?。

ほぼ全ての空き巣が、侵入する家を決めるために下見を行うそうです。空き巣の立場で考えると、見えてくる狙われそうな場所。それは、人目につきにくい、路地裏や、塀や密集した植え込みに囲まれた家。空き巣に狙われにくくするためには、見通しのよい環境づくりが重要です。また、郵便受けに新聞を残さない、室内灯をつけておくなどの対策で留守と悟られないようにする工夫も効果があります。






2006年 2月14日(火) 放送分


一戸建ての窓

空き巣の被害が最も多いのは、マンションなどと比べてドアや窓の多い一戸建て。中でも一番狙われるのは窓です。特に建物の裏手にあり一目につかない場所は要注意!本日は一戸建住宅の窓に関する防犯対策を考えます。

都窓の中でも一番狙われやすいのが、建物の裏手にあり人目につきにくい裏窓です。空き巣は、簡単に窓を割ってクレセント錠を開けてしまいます。そこで複数の鍵をつける事で、侵入されるまでの時間を長くします。空き巣が侵入を諦める時間で最も多いのは、2分〜5分以内。特殊フィルムが入った防犯ガラスなども、なかなか割ることができないので効果的です。2重3重の対策で、窓を破るのに時間が掛かると思わせることが、空き巣を退散させる方法なのです。






2006年 2月15日(水) 放送分


一戸建ての死角!
マンションなどに比べて空き巣の被害が多い一戸建て。今日は、一戸建て住宅の防犯対策のポイントを警視庁の方と一緒に考えます。ウチは大丈夫!そう思っているあなたは、油断していませんか?

玄関は、ちゃんと防犯対策をしてあるのに、勝手口は簡単な錠前という家が多いようです。勝手口も在宅中でも施錠をし、錠前も2つ以上取り付けるようにするのが安全策です。また風呂場は湿気が気になり、面格子があるので開けっ放しの方が多いようです。面格子をバールなどでこじあける手口もありますので、面格子は頑丈なものを使いましょう。短時間の外出でも必ず施錠をする。夜間玄関灯を点灯する。補助錠を使用する。などの対策を行って下さい。また、空き巣は明かりを嫌います。センサーライトの設置なども空き巣撃退に効果が期待できます。






2006年 2月16日(木) 放送分

マンションも標的!

空き巣は、マンションも標的にしています。高層階でも、雨どいを壁づたいに登り、屋上から侵入してくる場合があるのです。どんな高層階でも、空き巣は侵入してきます。カギのかけ忘れなどの油断は禁物ですよ!

マンションでの防犯対策でも、窓からの侵入を防ぐのは重要です。一戸建て住宅と同じように、補助錠をつけるようにすることで、空き巣が侵入しづらくなります。また、マンションでは玄関からの侵入する手口が多くなります。その手口は特殊な工具を使い鍵をあけるピッキングや、サムターン錠を特殊の工具で回す手口。さらに、ドアの隙間にバールを差し込み、強引に開けてしまう手口もあります。このような手口には、ピッキングに対応したシリンダー錠や、防犯サムターン、サムターンカバー、そしてバールを差し込めなくするガードプレートなどで対応できます。このような防犯グッズは、厳しい検査に合格したCPマークがついたものがお薦めです。





2006年 2月17日(金) 放送分



近所の目も防犯装置!

空き巣が犯行を諦める理由の一つが近所の人に声をかけられたり、見られたりする事。そんな空き巣犯が嫌う、地域ぐるみの防犯活動をご紹介。成増第一町会防犯部では、地道な努力の甲斐あって、空き巣をはじめ町の犯罪が半減したそうです。

空き巣撃退の効果的な手段、それが地域の目。成増第一町会防犯部では、駅での防犯に関する呼びかけや、約50人が月4回、夕方に目立つ格好をして町をパトロールしています。空き巣が犯行を諦めた理由で最も多かったのが、近所の人に声をかけられたり、みられたりした時。パトロールの存在を示すことで、空き巣が容易に近づけない環境を作り出しています。こちらの防犯部では、お金を出し合い、パトロールカーも購入し、徒歩では行けない圏内まで巡回を広げているそうです。愛する街を、住民達みんなが協力して、安全な街に変えていく・・・。ご近所づきあいが犯罪のない街をつくっていきます。







 




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