今週のテーマ

都民芸術フェスティバル



2006年 1月30日(月) 放送分


オーケストラ・室内楽

優れた舞台芸術を都民の方々に鑑賞してもらうことを目的とする「第38回都民芸術フェスティバル」。本日は東京都が誇る、在京8楽団のオーケストラや、日本トップクラスのソリストが集う室内楽の魅力をご紹介します。

今回公演を行うオーケストラは、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団。東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団。初めてオーケストラを聴きに行く方は、プログラムをご覧になって、好きな曲、知っている曲が演奏されるコンサートに足を運んでみてはいかがでしょう?また、各楽団の演奏を聞き比べてみる、といった通な楽しみ方をしても面白いかもしれません。






2006年 1月31日(火) 放送分


日本舞踊

400年以上の歴史を持つ日本芸能の集大成、日本舞踊。その魅力や技を日本舞踊会の重鎮・西川扇藏さんにうかがいます。西川さんは、七歳で十世西川扇藏を襲名し、宗家を継承。平成11年に重要無形文化財保持者に認定されました。

西川扇藏さんが、「日本そのもの」と語る日本舞踊。江戸から続くこの踊りは、扇子や手ぬぐいを使い、物語を躍りで美しく表現します。日本舞踊のの魅力は形の美しさ。そして、形と形の間を流れるように舞うメリハリが、よりキメの形を引き出させます。扇子を傘にみたて、雨が降っている情景を見事に表現する西川さん。この優雅さこそが日舞の真骨頂です。日本で古くから愛されてきた日本舞踊。古き良き伝統の舞台をぜひお楽しみ下さい。






2006年 2月1日(水) 放送分


バレエ
踊りだけで物語を進行させていく舞台舞踊劇「バレエ」。都民芸術フェスティバルで是非その優雅さをご覧下さい。本日は、姫が日本バレエ協会の稽古場におじゃまし、リハーサルの様子をレポートします。

姫が訪れた日本バレエ協会の稽古場では、全国からオーディションを通過したトップダンサーの方々がフェスティバルに向け、リハーサルの真っ最中でした。演目は「白鳥の湖」。チャイコフスキーがバレエのために作曲した悲劇の愛の物語です。今回、主演するのは国内外で活躍する、日本指折りのトップダンサーの皆さん。姫も、観ているだけで、熱気と緊張感が伝わってきて、体温が上がってくる感じがしたそうです。初心者の方でも、ストーリーを追って観ることにより、その美しさを感じられる事でしょう。チャイコフスキーが描いた、切ない愛の形。観る者を圧倒するダンス。どうぞご期待下さい。






2006年 2月2日(木) 放送分

児童・青少年演劇

3月まで開催されている「都民芸術フェスティバル」。今日ご紹介するのは「児童・青少年演劇」。多彩な演劇を通して夢を育む、子供たちの芸術です。今回、子供達の伝えたいメッセージ。それは「思いやり」です。

本日、姫が訪れたのは西東京市にある、人形劇団プークの稽古場。プークは、昭和4年に創立した、老舗の人形劇団です。今回、上演するのは「すてきな3にんぐみ」という物語。小さな女の子と、三人の泥棒のユーモラスなお話しです。大きなホールで行う今回の公演では、よりストーリーを伝えやすくするために、役者も舞台に立って人形を操ります。美術部でも、公演にあわせ急ピッチで人形作りが進んでいました。観客の方が観やすいように、人形が大きくなるため、発泡スチロールを使って軽量化。役者に負担がかからないように作製されています。





2006年 2月3日(金) 放送分



民俗芸能

地元で生まれ、育まれ、愛されてきた民俗芸能。誰もが一度は目にしたことのある神楽には、実は「舞手」と「かわし」との奥深いせめぎ合いがあります。姫は間宮社中の稽古にお邪魔しました。

皆さんが親しんできた盆踊りや獅子舞など、その土地土地で伝承されてきた芸能を民俗芸能といいます。今回おじゃました「間宮社中」は、品川地域で里神楽を伝承。なんと、江戸時代から続く由緒正しい団体で、国の重要無形文化財にも選ばれ、東京城南地区を中心に十数カ所の神社で江戸の里神楽を奉納しています。里神楽とは、元々神前で回れてきた神楽が、江戸時代、庶民の間で土地の風習と結びつき生まれました。歌やセリフがなく、分かりづらそうに見えますが、歌舞伎などの要素を取り入れた大げさな振る舞いで、ストーリーを理解させるのが醍醐味です。







 




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