今週のテーマ

食育のススメ


2006年 1月9日(月) 放送分


"食"を大切に

食生活の乱れ、食の生産と消費の差、食の安心安全の危機。食をめぐる問題を解決するために、食育基本法が制定されました。この法律に伴って各地で様々なイベントやユニークな取り組みが行われています。

一人で朝食を食べたり、朝食を抜いたりする子供が急増。それにともなって、疲れやすい、イライラするといった症状の子供が増えてきています。さらに、子供達の嫌いな食べ物ベスト10を見てみると、3位のレバー以外は全部野菜でした。なんと今や、日本人の野菜の摂取量は、アメリカ人よりも少ないという数字もあります。このような、食生活を巡る様々な問題を改善するための「食育」は、社会、そして学校へと広がりをみせています。





2006年 1月10日(火) 放送分


食を育む学校給食

渋谷区のある小学校では、新たな「地産地消」の給食に取り組んでいます。「地産地消」とは、地元で採れた食材を地元で消費すること。地元でとれた食材とあって、子供達の好き嫌いも少し改善されたようです。

渋谷区の常磐松小学校で行われている「地産消費」。実際に給食につかわれている野菜は、練馬区の農家の方々の畑で作られています。学校に野菜を提供している、渡戸さんの畑で、姫も、人参の収穫してみました。子供達は人参が畑で採れるのはわかっていても、こんなに葉っぱがついているとは思っていないようです。そこで、渡戸さんは学校に持っていくときはある程度葉っぱをつけて持っていくそうです。そんな渡戸さんは、野菜の提供だけでなく、その育ち方も学校で教えています。






2006年 1月11日(水) 放送分


大人のための食育
食育とは、子供達の食に対する興味を高める一方、大人も正しい知識を持ち、健全な食生活を目指すこと。本日は「世田谷ものづくり学校」を訪ねます。こちらの「食材の寺小屋」では、食に関する様々な講座やイベントを開き、大人のための食育を勧めています。

「食材の寺小屋」が主催した餅つき大会。「お餅つきと日本の地域食材」と題され、全国の産地から取り寄せた食材を使用、どこで、どういう人が作った物を、どう料理するかという試みです。さらに、近隣の農家の会員が花壇でそだてた辛味大根を収穫。今では少なくなった昔ながらの大根を使って、お餅を食べました。こちらでは、食育を学ぶ講座が、地域の活性化やコミニュケーションにもの場としても活用されているようです。まさに一石二鳥の活動です。






2006年 1月12日(木) 放送分

楽しく食べよう!

本日は、東京家政大学にある「ヒューマンライフ支援センター」を取材します。こちらでは、子育てをするお母さん方の情報交換や、子供達が好みそうな料理の紹介などを行っています。

衣食住にまつわるエキスパートを育てることを目的とする東京家政大学。こちらでは、その専門知識を生かして生活全般のアドバイスを行うスペースがあります。それが「ヒューマンライフ支援センター」。生活に密着した情報はもちろん、イベントなどで、好ましい食のありかたを勧める情報を提供しています。そして、こちらが地域の子供達やお母さんが参加して、食について楽しく学ぶ「ヒューリップすくすくサロン」。お母さんどうしの情報交換や、家政大の学生による「子供たちの食をサポートする料理の紹介」など、様々な事を学びあえる空間になっています。食べることの楽しさを乳幼児期に学ぶことで、将来、健康的な食生活を送ることができようになるはずです。






2006年 1月13日(金) 放送分



広がる食育の輪

食にまつわる様々な問題を抱える日本。それらを改善すべく進められている様々な食育。その中の一つが「ファイブ・ア・デイ」。これは1日5皿の野菜と200グラムの果物を食べようという運動。これを5週間実施した会社を訪問しました。

こちらは、伊藤忠商事(株) 生鮮・食材部門の方々。モニター社員として、ファイブ・ア・デイ・メニューを実践中です。そして、ちょうどこの日が、5週間の成果発表の日でした。モニター社員のみなさん全員が、生活習慣病の原因となる内臓脂肪がつきやすい腰回りのサイズが減少し、体重も減りました。モニターの方々は、これかもファイブ・ア・デイ・メニューを続けたいとおっしゃていました。食べるという行為の素晴らしさ、ありがたみ、感謝の気持ちを学び、健康な体を手に入れる食育。みなさんも今日から実践してみませんか?







 




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