第1061回『秋田のハタハタ』
1月25日放送
「秋田の冬を彩る 神の魚 “鰰(ハタハタ)”」
「秋田の冬を彩る 神の魚 “鰰(ハタハタ)”」
秋田県男鹿半島の大晦日、福を授けに家々にやってくるのは年神様の “なまはげ”です。
家人が用意するもてなしの膳に欠かせないのは、魚へんに神と書く“鰰(ハタハタ)”。
秋田の人々の暮らしを支えてきた魚です。秋田市の「郷土料理 味治」では、卵がぎっしり詰まった煮付けや、骨まで食べられる伝統の発酵食“ハタハタ寿司”などが楽しめます。
プチプチと弾ける卵の食感と旨みは、この時期しか味わえません。
しかし、秋田の人々に愛されてきたハタハタは今、危機に直面しているといいます。
「郷土の味を守る ハタハタ漁の危機に立ち向かう漁師たち」
「郷土の味を守る ハタハタ漁の危機に立ち向かう漁師たち」
秋田県内一のハタハタの水揚げを誇る北浦地区。
産卵のため深海から浅瀬に上がってきたハタハタを定置網で狙います。
しかし地元ハタハタ漁師のリーダー・西方強さんは「群れが来ない。異常だ」と言います。
温暖化などの影響で記録的な不漁が続いているのです。
西方さんたちは資源保護にも力を入れています。
ハタハタを守り増やすため、漁師が目をつけた「浜に落ちている“あるもの”」とは…。
「シェフも驚く漁師飯 “しょっつる”簡単レシピも!」
「シェフも驚く漁師飯 “しょっつる”簡単レシピも!」
地元食材を活かした本格中華で人気を集める、秋田市「美・中国菜 武陵源」の武内良太シェフ。
地元の食文化を守りたいとの思いから、料理のアイデアを求めて西方さんの元に足を運びました。
漁の時期に漁師が寝泊まりする番屋で、人気の料理を教えてもらいます。
さらに、ハタハタの旨みを手軽に味わえる伝統調味料 “しょっつる”を使った簡単レシピも必見です!
「気鋭シェフが挑む 秋田のハタハタ×新作中華」
「気鋭シェフが挑む 秋田のハタハタ×新作中華」
ハタハタのおいしさを届けたいと、武内シェフが挑む新作中華の味わいは?
さらに、漁師たちに親しまれる番屋の味をヒントに生まれた料理も登場します。
ハタハタへの祈りを込めた一皿、ぜひお楽しみに!
取材先
制作担当
【ディレクター】木村 麻衣子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】成田 智彦(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)