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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第1014回『瀬戸内の笠戸ひらめ』

2月10日放送予定

「“ひらめの島”笠戸島とは?瀬戸内の笠戸ひらめグルメ」

「“ひらめの島”笠戸島とは?瀬戸内の笠戸ひらめグルメ」

美しい夕日が望める風光明媚な島、山口県下松市にある笠戸島。
実はひらめ養殖の島として、今、注目を集めています。
そのほとんどが地元で消費されるほど人気なのが「笠戸ひらめ」。
コリコリとした歯応えある身は、薄造りにしてポン酢ともみじおろしで、身の甘みを堪能するのが地元流。
国民宿舎のある店では、笠戸ひらめの骨を使った出汁でいただくのがうどんと漬け丼。
他にも、火を入れフワフワになった絶品グラタンなど様々な笠戸ひらめグルメをご堪能ください。

「瀬戸内の笠戸ひらめ 緑色の室内のワケ!?」

「瀬戸内の笠戸ひらめ 緑色の室内のワケ!?」

笠戸島にある栽培漁業センターで「笠戸ひらめ」を育てているのが、ひらめ一筋約40年、倉本悟さん。
夏みかん果汁を加えたエサで育った身はフルーティーな香り。
その甘みと旨みは天然ものにも負けないと言われるほど。
笠戸ひらめを使った地元でおすすめの料理を、下松市観光協会に作っていただきました!
笠戸ひらめと地元食材の旨みがたっぷり詰まったパエリアは、ふっくら柔らかな身の甘さを堪能できます。
そんな笠戸ひらめ、海上のいけすではなく、暗い室内の中、緑色のライトに照らされ育てられていました。
一体、なぜなのでしょうか?

「瀬戸内の海を豊かに…笠戸ひらめに託した夢」

「瀬戸内の海を豊かに…笠戸ひらめに託した夢」

高度経済成長期、コンビナートなどの開発が進み、水産資源が減少した時期もあり、瀬戸内海に魚を取り戻そうと、下松市栽培漁業センターは設立。
その年に採用されたのが、倉本悟さんでした。
中学生の時、漁師だった父を亡くした倉本さん。父との思い出は、いつも海でした。
「父との思い出の海を、もう一度豊かにしたい」と、水産高校を卒業後、魚を育てる道へ。
担当することになったのが、かつて瀬戸内海で代表的な魚だったひらめでした。
育て始めるもひらめがほとんど死んでしまうなど幾多の苦難もありました・・・
試行錯誤をする日々の中、気づいたひらめの習性のための大切な環境づくりとは?
さらに山口県の特産物を使ったエサにも美味しさの秘密がありました。
今では様々な商品の開発や地元の小学校で給食として提供されているなど町の活性化にも、ひと役買っています。
倉本さんの笠戸ひらめに託した夢を辿ります。

「瀬戸内の笠戸ヒラメ×山口フレンチの匠」

「瀬戸内の笠戸ヒラメ×山口フレンチの匠」

周南市にあるフレンチレストラン「メープルヒル」のシェフ、南方賢一さん。ホテルで和食料理人として腕をふるったのち、フレンチの世界へ。
地元食材の魅力を引き出す料理を提供しています。
以前から気になっていた、笠戸ひらめを見たいと倉本さんを訪ねました。
瀬戸内の海の幸を、笠戸ひらめが包むひと品や笠戸ひらめのふわふわ食感を最大限に引き立てた新作料理が誕生します。お楽しみに!

取材先
制作担当

【ディレクター】畠中 慶太郎(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)