第1000回『もてなし宿の食材物語 前編』
10月28日放送予定
「魚介類の宝庫・京都 伊根町のもてなし宿」



「魚介類の宝庫・京都 伊根町のもてなし宿」
食彩の王国1000回スペシャル!
番組の語りを担当している薬師丸ひろ子が、自らの取材で「もてなし宿の食材物語」をお届けします。
今回の舞台は、日本三景の“天橋立”から車で30分、“海の京都”と呼ばれる丹後半島の伊根町。古くからの漁師町で、船揚げ場と住居が一体になった“舟屋”が湾を取り囲むように230軒ほど並び、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
その舟屋をリフォームして、1階は食堂、2階を寝室、リビングにした宿を営んでいるのが「舟屋の宿 鍵屋」の鍵賢吾さんと美奈さん夫妻です。
鍵屋は漁業体験型民宿として、クルージングや釣りを楽しむこともできます。
薬師丸ひろ子も宿の前の海で釣りに挑戦!さっそく餌木を投げてみると…なんと1投目でアオリイカが釣れました!
新鮮なアオリイカを締めて隠し包丁をいれ、自ら糸造りに。手慣れた手つきに主人の賢吾さんもびっくりです。
柔らかくて甘い味わいに思わず笑みがこぼれます。
「旬の美味を堪能 もてなし宿の海鮮料理」



「旬の美味を堪能 もてなし宿の海鮮料理」
伊根町生まれの賢吾さんは京都の調理師学校で妻・美奈さんと出会い結婚。
賢吾さんの父が体調を崩した事で、伊根町に戻り舟屋を改装して2009年に宿をオープンするとたちまち人気に。
宿の特長はなんといっても新鮮な魚介類を中心とした食事と心温まるもてなし。
その日の朝、水揚げされたばかりの魚を食べやすいように薄造りにするなど、産地ならではの味わいを生かしています。
「旨みたっぷり 幸せの黄色い卵」



「旨みたっぷり 幸せの黄色い卵」
鍵屋自慢の食材は魚介だけではありません。
女将・美奈さんが茶碗蒸しと焼きおにぎりを組み合わせた一品で、もてなしてくれました。
やさしい卵の味がおにぎりに染み、こんなにも合うとは驚きです。
そんな卵を生産しているのが伊根町にある「三野養鶏」。
さっそく養鶏場を見学させていただくと、平飼いで自由に育てられていました。
薬師丸ひろ子がエサの水菜を食べさせると1羽がすごく懐いてくれるように。
そして産みたての卵で、卵かけご飯をいただきます。
弾力のある白身とぷっくりとしたレモンイエローの黄身の旨みがたまりません。
ハレの日のごちそうにはサバのそぼろを乗せ、錦糸卵をたっぷりと散らした、ばら寿司がこの地域ならでは食べ方だそうです。
「秋からが旬 丹後ぐじ!もてなし宿の新作料理」


「秋からが旬 丹後ぐじ!もてなし宿の新作料理」
秋から冬にかけて、鍵屋の食事で楽しまれているのが甘鯛。
沖合で獲れる質の良い甘鯛は“丹後ぐじ”と呼ばれ、京のブランド産品として認証されています。
午前4時、漁に出かけるのは若手漁師の和久田勇樹さん。
エサのホタルイカを仕掛け、延縄漁で狙います。
獲れた甘鯛をさっそく賢吾さんが刺身にして、薬師丸ひろ子がいただきます。
新鮮で歯ごたえがあり、ほのかな甘みが最高!と、大喜びでした。
さらに賢吾さんが甘鯛を使った新作料理に挑戦!ウロコ付きの皮を素揚げ、身は片栗粉をまぶして揚げ、出汁をかけた一皿に。身も心も温まる料理の数々、一体どんな味わい?
取材先
制作担当
【ディレクター】 植田 裕久(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





