第974回『輪島の朝市スペシャル』
4月15日放送予定
「日本三大朝市の一つ 輪島朝市」


「日本三大朝市の一つ 輪島朝市」
20周年記念スペシャル、第3回の舞台は石川県・輪島市。
能登半島の北部に位置する輪島市で、1000年以上歴史が続いていると言われているのが“輪島朝市”です。およそ360mの区間に開かれる露店の数は200軒以上。紅ズワイガニや能登かきなどが並ぶなか、朝市で購入した海産物を自ら焼いて食べられる休憩所も設置されています。
そしてこの町の名物といえば、漁獲量が日本一になったこともある、天然の“輪島ふぐ”!
観光客で賑わう「やぶ新橋店」では、会席料理から漬け丼などで輪島ふぐを堪能できます。また、市場の通りに店を構える「のと×能登」では、輪島産のしょうゆが味の決め手となる、ふぐの唐揚げも。ぜひ一度、訪れてみては…?!
「名物“輪島ふぐ”を使った看板商品」


「名物“輪島ふぐ”を使った看板商品」
輪島の朝市を切り盛りするのは、能登弁で温かく迎えてくれる売り子の女性たちです。平均年齢65歳を超える売り子の皆さんにとって、元気の源は訪れる客との会話なのだとか。
そんな朝市で活躍する、ある一組の親子が南谷良枝さん(47)と、娘の美有さん(21)です。いかの塩辛やしょうゆ漬けにした甘エビが人気の「南谷良枝商店」で、最もこだわっている商品が「輪島ふぐのいしる干し」。南谷家で代々受け継がれている“いしる”の秘密や、こだわりの捌き方など、その美味しさのポイントを教えていただきます。さらに、このいしる干しを使った良枝さん考案のアレンジ料理も登場。ぜひご家庭でも、お試しください!
「人との繋がりを大切に… 受け継がれる思い」


「人との繋がりを大切に… 受け継がれる思い」
南谷良枝さんは、17歳の時に輪島の朝市に店を出し、現在31年目です。
両親が共働きだった幼い頃、行商をしている祖母・すみさんについて行き、その背中を見て育ったという良枝さん。笑い声の絶えない接客など、すみさんが客と触れ合う姿を見て「自分も祖母のようになりたい」と感じるようになりました。夜間の高校に通いながら昼間は輪島塗の店で働くなかでようやく朝市に自らの露店を出すことができましたが、客に求められている商品がわからず悪戦苦闘の毎日。ですがこの時、祖母・すみさんのおかげである希望が見えたのです。
その後良枝さんは、すみさんの「物を売るより、人とのつながりを大切に」という言葉を胸に、露店の傍ら行商もはじめました。向かうのは、買い物が困難な過疎地域。そして今この行商は、昨年から店でも働きはじめた良枝さんの娘・美有さんに引き継がれています。行商には、客の体調なども把握することで地域の人々を見守るという、大切な役目も。祖母の思いを受け継ぐ、親子の活動に迫ります。
「いしる干し×フレンチ!親子を応援する新作料理」


「いしる干し×フレンチ!親子を応援する新作料理」
能登半島の食材を活かしたジャパニーズ・フレンチを提供し、ミシュランガイド北陸2021にも掲載された「ラトリエ・ドゥ・ノト」の池端隼也シェフ。
そんな池端シェフは今回、朝市の未来を担う南谷さん親子を応援すべく、新作料理に挑みます。
使うのは、南谷さん親子が作った「ふぐのいしる干し」。そこへ、ふぐの卵巣の糠漬けなども合わせていきます。そしてこの一皿には、南谷家に代々伝わる“いしる”を使ったさらなる仕掛けが…!これらは果たして、どのようにフレンチへと生まれ変わるのでしょうか。試食をした南谷さん親子の感想は…?お楽しみに!
取材先
制作担当
【ディレクター】三谷 理紗(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





