第962回『かぶ』
1月14日放送
「甘くとろける冬野菜“かぶ”」
「甘くとろける冬野菜“かぶ”」
一段と冷え込むこの季節に甘みが増して、旬を迎える「かぶ」。
ふわっとした口溶けの蕪蒸しから、パリパリの食感がたまらない千枚漬けなど、その楽しみ方は様々です。
東京・銀座にある「レストラン ラフィナージュ」の髙良康之シェフには今回、かぶを使ったフランスの伝統料理「ナヴァラン」や、かぶの甘みを活かしたデザート「ブランマンジェ」を披露していただきました。
そして、東京・麻布十番にある割烹料理店「味はな」では、自家製の合わせ味噌が詰まった風呂吹がいただけます。この時期に嬉しい、ホクホクでほろっと柔らかいかぶ料理…お楽しみに!
「野菜の魔術師が惚れた さいたま市・見沼のかぶ」
「野菜の魔術師が惚れた さいたま市・見沼のかぶ」
東京・南青山に自身の店をかまえ、野菜の魅力を最大限に引き出すことから「野菜の魔術師」と呼ばれる神保佳永シェフ。そんな神保シェフが今注目しているのが、さいたま市見沼区で生産されている、通称「見沼かぶ」です。みずみずしく、甘さが特長の見沼かぶ。これを生産しているかぶづくりの名人・小林弘治(こうじ)さんによると、見沼たんぼの土壌やこの土地の気候が、かぶづくりに適しているのだそうです。一体どのような特性があるのでしょうか…?
そして小林さんのお宅では、普段どのようにかぶを召し上がっているのかもご紹介いただきました。さらに、トーストやパスタといった見沼のかぶグルメも登場します!
「脱サラして故郷へ “見沼かぶ”奮闘記」
「脱サラして故郷へ “見沼かぶ”奮闘記」
見沼かぶを生産している小林弘治さん。この地で生まれ育った小林さんにとって、子供の頃は見沼たんぼが遊び場でもありました。大学卒業後、都内の大手広告代理店に勤務し忙しい日々を過ごすなか、“自分らしさを取り戻したい”と考えた際に、早期退職を決意。そこで、ふと思い出したのが故郷である見沼たんぼでした。しかし、農家の高齢化が進み耕作放棄地が増えているという見沼たんぼの現状を目の当たりにした小林さん。見沼たんぼを守るために農家を目指すことにしました。
まったくの素人からのスタートだったため、虫食いや大雨など次々と襲いかかる自然の猛威により、育ててきた農作物が全滅してしまったこともあったといいます。それでも諦めずに見沼のたんぼと向き合い続ける、小林さんのその思いに迫ります。
「野菜の魔術師が手がける 新作かぶイタリアン」
「野菜の魔術師が手がける 新作かぶイタリアン」
“野菜の魔術師”こと神保佳永シェフは今回、見沼かぶが作られている小林さんの畑を訪れました。
そこで見沼かぶの美味しさの理由や農家ならではの食べ方を知った神保シェフ。さっそく東京・南青山にある自身の店「JINBO MINAMI AOYAMA」に戻り、新作料理づくりに取り掛かります。
使うのは、イタリアンなのに…ぬか漬けにしたかぶ!?小林さんの畑をイメージし、さまざまな調理方法が施されたかぶをまとめ上げた一皿が誕生します。
さらに、色鮮やかな「あやめ雪」という品種のかぶを使った新作も登場。こちらには、小林さんのお宅で食べたかぶの浅漬けが活かされているのだとか…!神保シェフ特製のソースとともに絶妙なハーモニーを奏でる、華やかな一皿は必見です。ぜひご覧ください!
取材先
制作担当
【ディレクター】三谷 理紗(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)