第957回 『里いも』
11月26日放送予定
「深まる秋の贈り物 里いも」



「深まる秋の贈り物 里いも」
秋も深まり、寒さが身に染む季節。そんな時、旬を迎えるのがねっとりと甘い里いも!
東京・代々木上原にはユニークなパンが味わえる、ベーカリーがあります。ズラリと並んだパンの中で、この時期の人気が里いもとゴルゴンゾーラのガレット。里いもの甘みと香ばしいチーズが相性抜群です。
西麻布にある、イタリアンの老舗アルポルト。オーナシェフの片岡護さんも、この時期を楽しみにしている一人です。里いもの食感を残しながらマッシュし、万願寺とうがらしやベーコンなどと合せます。そこへショートパスタを加えたら…イタリアンの巨匠が作るオリジナルパスタ!里いものとろみを味わい尽くす一皿です。そんな片岡シェフは今、長野県の「坂井芋」という里いもに注目しているそうです。
「ねっとり濃厚 信州の伝統野菜 坂井芋」



「ねっとり濃厚 信州の伝統野菜 坂井芋」
さっそく産地の長野県・飯山市へ。道の駅で、客が次々に手に取っている人気の里いもが、信州の伝統野菜・坂井芋です。粘り気が強く、味が濃いのが特長の坂井芋は、千曲川がもたらした山々のミネラルによって独特の旨みを持っています。元々、水害に強い作物として育てられてきたとのこと。この里いもを他の産地で育てても、独得の旨味はでないそうです。
そんな坂井芋の収穫に大忙しなのが、佐藤嘉一さん。里いもは、親いも、子いも、孫いもと塊で育つため、子宝に恵まれるとされてきました。佐藤さんの妻・房世さんに、婚礼の席でも出される丸ごと煮込んだ煮ころがしや、一晩置いた煮ころがしの唐揚げやけんちん汁など、寒い冬にぴったりな郷土料理を作っていただきます。
「伝統の坂井芋に賭ける 佐藤さんの奮闘」



「伝統の坂井芋に賭ける 佐藤さんの奮闘」
飯山市では、江戸時代から里いもを大切に育ててきましたが、戦後は収益性の高い作物に押され、徐々に収穫量は減っていきました。この土地ならではの里いもの味をもっと広めたいと考えた佐藤さんは、“そのおいしさは、きっと認められるはずだ”と畑を拡張し、栽培に挑戦します。しかし日照りに弱く、雨が降らないとすぐに枯れてしまう里いも…そこで干ばつの夏は千曲川の水を汲みに何度も往復し、畑に与え続けました。
さらに佐藤さんは、産地として復活させたいと、若手農家に育て方を教えたり、里いもの名産地を訪れ、出荷のノウハウを学んだのです。今では、つくね焼きやラザニアなど、地元の料理店で人気の「信州の伝統野菜 坂井芋」。産地として認められるまでの奮闘に迫ります。
「イタリアンの巨匠が仕立てる! 坂井芋の和イタリアン」


「イタリアンの巨匠が仕立てる! 坂井芋の和イタリアン」
そんな佐藤さんが坂井芋を持って訪れたのは、東京西麻布のアルポルト。片岡シェフ、早速坂井芋の粘り気や濃厚さを活かしたいと新作に挑戦します。潰して、パルメザンチーズなどと合わせ、サイの目に切った坂井芋を加えたら…ふた通りの食感を楽しめるニョッキに!
さらに、鶏肉やトマトなどと合わせて…和イタリアンを感じる珠玉の一皿とは?
取材先
制作担当
【ディレクター】鴨下 満(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





