第941回 『トウモロコシ』
8月6日放送予定
「夏の美味!トウモロコシ」



「夏の美味!トウモロコシ」
いよいよ夏本番!熱いさなかに旬を迎える食材といえば、トウモロコシです。香ばしい焼きトウモロコシにしても、ピザの具にしても美味しい。
東京・銀座には、人気のかき氷を食べられる店があります。それはトウモロコシを使ったかき氷。先ず、芯で出汁を取り、茹でた実をミキサーにかけてポタージュを作ります。それを削りたての氷にたっぷりかけて、粉チーズとブラックペッパーを振りかければ…甘さと塩味の相乗効果で、コクのある味わいが口いっぱいに広がります。
さらに銀座には、ユニークなトウモロコシ料理が味わえると評判の、創作割烹・志ぶうがあります。店主・渋谷健一さんが作る、トウモロコシのピュレに車海老を合わせたトウモロコシのグツグツや、魚のすり身をトウモロコシに変身させる技も見逃せません。渋谷さんが使っているのは、ミルフィーユというトウモロコシだそうです。
「メロンより甘いトウモロコシ・ミルフィーユ」


「メロンより甘いトウモロコシ・ミルフィーユ」
早速ミルフィーユの故郷、山梨県・甲府市へ。
朝4時から畑で収穫をしているのが、菊島建さんです。菊島さんが育てているミルフィーユはメロンより甘く、最高糖度はなんと20度以上!そんなミルフィーユの美味しさは土づくりに秘密があります。収穫後のトウモロコシの茎を、トラクターで押し倒して細かくして堆肥に変え、なんと、そのまま水を張って米と二毛作にするのです。そして土壌菌を活性化させ、連作障害を防ぐそうです。妻・良美さんは、ミルフィーユで栄養たっぷりの料理を作ります。ちりめんじゃこを加えたかき揚げに、芯も一緒に炊き上げるごはんは、バターとしょう油でピラフのように!郷土料理が、家族に笑顔と活力をもたらします。
「トウモロコシに賭ける息子の奮闘!決め手はぬかみそ!?」



「トウモロコシに賭ける息子の奮闘!決め手はぬかみそ!?」
トウモロコシの名産地・山梨県では、今、生産者の高齢化が進んでいます。しかし、菊島さんには、頼れる跡継ぎ、娘婿の和秀さんの存在があります。このままでは、江戸時代から続く農家の存続に関わると、システムエンジニアをしていた和秀さんは一念発起。1年間の農業研修を経て就農。父を師匠にして栽培にも慣れ、品質を追求していくうちに、ある問題に気が付きます。それは身質のばらつき。先端まで実入りを良くするにはどうすればいいか。専門書などを読み、たどり着いたのがなんと、母の良美さんが日々かき混ぜて来たぬかみそ!一体どのようにぬかみそを活用するのでしょうか。
「旨み弾ける!ミルフィーユイタリアン」


「旨み弾ける!ミルフィーユイタリアン」
そんな菊島さんの畑を訪れたのは、甲府市で古民家レストランを営む、イタリアンの秋山亮平シェフです。とりたての実の甘さや、ひげのみずみずしさにヒントを得て、イタリアのフリッコというおやきのような料理をアレンジ。また、ヒゲと玄米を合わせたパスタなど、ミルフィーユを余すことなく活かした新作イタリアンが登場します!
取材先
制作担当
【ディレクター】植田 裕久(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





