第937回 『小田原たまねぎ』
7月9日放送予定
「万能野菜・たまねぎ!」
「万能野菜・たまねぎ!」
シャキシャキとしたサラダ、トロトロに溶ろける煮込み、香ばしい炒め物にも活躍する万能食材・たまねぎが今回の主役。
東京・池袋には、いま話題のラーメン店が…。きれいな赤紫色のたまねぎをトロトロになるまで炒めて出汁を取ったスープに、旨みが良く絡む中太麺。トッピングにも生のたまねぎとフライドオニオン!たまねぎ尽くしのラーメンには旨みが凝縮しています。
神田にもたまねぎを使った人気の店が!カレーに丸ごと煮込んだたまねぎを大胆に添えます。スパイスの辛みとたまねぎの甘みが一体となり、旨みの相乗効果を生んでいます。
神奈川県・鎌倉には、アイデア豊富な創作料理が評判のフレンチ・丹野貴士シェフがいます。「たまねぎ料理には意欲的に取り組んでいる」という丹野シェフ。“赤土”や地元のコシオリエビを使い、驚きの一皿に!さらに、たまねぎのアイスクリームとは?独創的なフレンチは必見です。使っているたまねぎは、神奈川県・小田原産のものだとか…。
「小田原たまねぎ復活に賭ける3人衆」
「小田原たまねぎ復活に賭ける3人衆」
神奈川県・小田原市は、かつて「蔬菜の王国」と謳われ、たまねぎの一大産地だったそうです。しかし、今では後継者不足で生産量が激減…そこで名産の復活に向けて立ち上がった3人衆がいます。リーダは、酪農との兼業をする志澤栄治さん、畑全般を担当するのは脱サラして農業を継いだ林やすなりさん、出荷担当は果樹農家を兼業する石塚明さんです。3人が目指したのは甘みが強く、旨みが詰まった小田原たまねぎの復活。まず荒れた畑の整地から始めました。酪農で出る牛ふんにコーヒーの出しがらを加えて土作り。しかし栄養過多で形が歪で、甘みのないものしか育ちませんでした。その後も様々な試行錯誤を繰り返し、見つけた秘策が、なんと雑草の活用という逆転の発想!さらに畑で完熟させることで、糖度12度以上と桃のような甘みのたまねぎを育てることに成功したのです。
小田原たまねぎのシュウマイや炊き込みご飯など、簡単にできるレシピも登場します。
「目指せ東京進出!小田原たまねぎ×イタリアン」
「目指せ東京進出!小田原たまねぎ×イタリアン」
自分たちの手で直売場を作ることをきっかけに、そのおいしさを再び小田原に広めた3人衆。さらに新たな目標は、小田原たまねぎを、東京の名店で使ってもらい、都内にも広めたいという夢です。そこで、たまねぎ料理のエキスパートを調べ、芝浦のイタリアン・馬渡シェフの元へ小田原たまねぎを届けます。馬渡シェフが修業したイタリア・ピエモンテ州は山の手。たまねぎと乳製品を合わせる料理が中心です。小田原たまねぎを試食した馬渡シェフ、その甘さと旨みに驚きます。まず、生の旨みをそのまま生かしたいと、ピエモンテ州独特の卵パスタ麺にどっさりと生の小田原たまねぎ!ふわっと熱を加える独特の手法で、旨みを活かし切ります。
さらに、オーブンで甘みと旨みを凝縮させた小田原たまねぎを、豚肉のマリネなどと共に握り…一体どんな料理に変身するのかをお楽しみに。
取材先
制作担当
【ディレクター】島越 翔平(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)