第927回 『シルクサーモン』
4月30日放送
「今、人気の新ブランド“シルクサーモン”」
「今、人気の新ブランド“シルクサーモン”」
海なし県・群馬で去年生まれた新ブランド「シルクサーモン」が今回の主役です。
東京・南青山のフレンチ「ラ・ロシェル」の川島孝シェフは群馬県出身。淡水で育つサーモンを、様々な料理に仕上げて評判を呼んでいます。昨年できたばかりの「シルクサーモン」を、ことのほか楽しみにしてきました。
「群馬で大人気・シルクサーモン」
「群馬で大人気・シルクサーモン」
伊勢崎の回転寿司店「いちもん」では、入荷したてのシルクサーモンの握りが大好評。「海の魚に負けない旨味がある」というのが店長の○○さん。客にも「初めて食べた脂の乗りが新感覚!」と喜ばれています。
みなかみにある和のリゾート“仙寿庵”でも「シルクサーモン」をしゃぶしゃぶで堪能できます。客にも「川の魚と思えないような脂のコク」と、大人気です。
「日本名水百選の湧水で育つ・シルクサーモン」
「日本名水百選の湧水で育つ・シルクサーモン」
群馬県で三代続くあづま養魚場。その三代目、池田駿介さんがシルクサーモンの生みの親。「マグロの刺身を超えたい!」と二代目の父・克彦さんたちが育てあげた「ギンヒカリ」も、海外から輸入される安いサーモンで人気が低下。そこで、さらに大きく健康にもいい脂が乗ったサーモンを育てれば、きっと需要も回復するはずと一念発起!シルクサーモン開発秘話に迫ります。母・真弓さんの「シルクサーモン」の中落ちと地元野菜を合わせた“つみれ汁”など、手軽にできる家庭料理も楽しみです。
「困難を乗り越え・三代目池田さんの情熱物語」
「困難を乗り越え・三代目池田さんの情熱物語」
池田駿介さんが家業を継いだのは11年前。父を超えるサーモンを育てたいと、先ずエサの改良から始めました。世界遺産の富岡製糸場もある群馬県。「養蚕だ!」と閃き、“蚕”に注目して、サナギの粉、シルクパウダーなどを試し、桑の葉にたどり着きました。桑の葉パウダーに混ぜるのは、ココナッツオイル。そうして、良質な植物性の脂肪酸を持つ「シルクサーモン」を5年の歳月をかけて作り上げたのです。大きいものは全長80cm、重さ8キロにもなります。そして昨年10月、特許庁に商標登録されました。
「シルクサーモン・南青山フレンチ」
「シルクサーモン・南青山フレンチ」
その噂を聞いてやって来たのが南青山にあるフレンチ「ラ・ロシェル」の川島孝シェフ。試食してみると、なんとマグロのように“大トロ、中トロ、赤身”と三つの味わいが楽しめます。早速店に持ち帰り、新作の料理に取りかかります。桑の葉パウダーや、ココナッツも使って、一体どんな一皿に仕上げるのでしょうか?
取材先
制作担当
【ディレクター】河原 剛(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)