食彩の王国 食彩の王国

毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第903回 『里いも』

10月30日放送予定

「新感覚! 今、人気の里いもスイーツ」

「新感覚! 今、人気の里いもスイーツ」

秋も深まると、旬を迎えるのが里いも。煮物や炒め物などで、お馴染みの食材ですが、最近はスイーツの食材としても注目されています。東京・渋谷のカフェでは、里いもで作るプディングが女性に大人気。里いもをペースト状にし、黒糖とココナッツミルクを加えて焼き上げることで、独特のねっとりした食感や風味、コクを引き出します。他にも、里いもの魅力を生かした全国各地の最新スイーツも登場!

「フレンチシェフが引き出す、里いもの新たな魅力」

「フレンチシェフが引き出す、里いもの新たな魅力」

東京・中目黒の人気フレンチのシェフ山口潤さんは、四季折々の旬を活かしきる料理で注目を集めています。深い土の香りを持つ里いもは、秋の香りを表現するために重要な食材だそうです。茹でた里いもを切って型に敷き詰め、その上にアナゴとフォアグラ、また里いもというようにサンドして焼き上げます。強烈な個性を持つ食材を、里いもが調和させることで、絶妙なハーモニーを醸し出します。さらに、小粒の里いもを丸ごと桜のチップで燻して、ウッディーな香りと合わせる技も。また、擦り下ろしてから蒸すことで、芳醇な香りを引き出す一皿も登場!珍しい、里いもフレンチを楽しみます。

「最高級の里いもを地元の人々へ! 13代目若手農家の奮闘」

「最高級の里いもを地元の人々へ! 13代目若手農家の奮闘」

里いもの出荷額が全国1位という埼玉県。その中でも近年、指折りの産地と言われるのが狭山市です。江戸時代から続く農家の13代目・白倉崇弘さんが作る里いもは、特にキメが細かく滑らかで、丸く形がいいと評判。里いもは大きな塊で掘り出されます。土を落とすと、一番上に大きな親いも、その周りに子いも、その周りに孫いもというようにたくさんの里いもが同時に採れます。それで、子だくさんの縁起物として、正月料理などにも重宝されています。白倉さんは、独自に配合した堆肥を使う土作りや、特に水が必要な里いもにムラなく水やりをする機器の導入など、様々な方法を模索。そうした努力の甲斐があって、農林水産大臣賞を2年連続で受賞しました。そんな里いもは、東京の市場でひっぱりだこに。一方で地元での流通は少なく、町の人からは狭山が名産地であることも、あまり知られていませんでした。そんな現実に衝撃を受けた白倉さんは、仲間の若手農家と手を組んで、里いもを地元に広める会を結成。里いもを持って地域の店を訪ねて使ってもらったり、親いもで作るコロッケなどの名物メニューも開発。狭山を里いもで盛り上げたいと奮闘しています。

「同郷の和の匠 里いもが繋ぐ絆」

「同郷の和の匠 里いもが繋ぐ絆」

今、様々な料理人から愛される白倉さんの里いも。東京・恵比寿で評判の高級和食店の匠・城田澄風さんも狭山出身で、郷土の里いもを愛する一人です。その美味しさの秘密を探るため、この日、初めて白倉さんの畑を訪ねました。そこで発見したのが、普段は出荷されない「親いも」とその上にある「芋茎」。それらも生かして、白倉さんに感謝の新作料理を作ります。里芋を主役にした白煮は、ある意外な具材と掛け合わせることで、濃厚で香り豊かな一皿に!さらに、炊き込みご飯には、里いもの食感を生かす斬新な仕掛けも!秋の食材として欠かせない里いもの持ち味を、最大限に引き出します。

取材先
制作担当

【ディレクター】北條 薫(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)