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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第898回 『ひもの』

9月25日放送予定

「ただ今、需要拡大中! 伝統食「ひもの」」

「ただ今、需要拡大中! 伝統食「ひもの」」

おうち時間が増えている今、注目を集めている食材が「ひもの」。百貨店などでも売り上げが伸びてきているのだとか。そして最近はひものが進化中。
東京・銀座に店を構える「伴助」では、カラスガレイや銀ダラなどの高級干物や、タコやあわびなどの珍しいひものも人気で、全国から注文が殺到。もちろん作り方にもこだわりが。ベテランの職人が選び抜いた魚の骨を1本ずつ丁寧に取り除き、創業以来60年以上引き継がれてきた魚醤とホタテエキスの入った秘伝のつけ汁に漬けることで、うま味をぎゅっと凝縮。併設のレストランでは、そんな高級ひものを使った定食や、これからの季節限定のひものが入ったちゃんこ鍋がいただけます。ぜひ一度味わってみては?

「若い世代からも注目! オシャレな洋風ひもの」

「若い世代からも注目! オシャレな洋風ひもの」

日本では昔から、保存食として食べられてきた「ひもの」ですが、今、注目を集めているのは、これまでとは全く違う新しいひものです。その名も、まさしく「アタラシイヒモノ」。ニンニクやハーブ、スパイスなど様ざまな調味料で味付けされ、手軽に料理にアレンジできると若者世代から人気です。
そんな「アタラシイヒモノ」を作っているのは、神奈川県・真鶴町で明治10年に創業したひもの専門店「魚伝」の5代目店主・青木良磨さん。今回は青木さんにも、家庭で簡単にできる「アタラシイヒモノ」を使った料理をご紹介いただきました。さらに、真鶴町にあるレストラン「honohono」の御園和臣シェフには、味付けされているチョリソー風味の銀鮭のひものをおいしく楽しめる冷製スープなど、シェフならではの一工夫を加えた料理を披露していただきます。ひもの×地中海料理…お楽しみに!

「新進気鋭のフレンチシェフと…「アタラシイヒモノ」誕生秘話」

「新進気鋭のフレンチシェフと…「アタラシイヒモノ」誕生秘話」

「アタラシイヒモノ」の生産者である青木さんが、家業である老舗ひもの店を継いだのは25歳の時。職人気質な父の背中と手元を見て、懸命にひもの作りを学びました。6年かけ技術を取得し、作り上げた自慢のひものを、ある日渋谷で出張販売。しかし、聞こえてきたのは「ひもの売ってる、ウケる」という若者の声でした。「若者が食べたくなる、かっこいいひものを作りたい…」。そんな時、青木さんが出会ったのは、フランスの三つ星レストランでも腕を振るっていた田村浩二シェフです。田村シェフによる味の監修を受け、”食卓の主役になるひもの”を目指した2人の挑戦が始まります。しかし、ひものの枠を超えるというのは簡単なことではありませんでした。今回は「アタラシイヒモノ」の誕生秘話や、伝統の職人技に迫ります。

「神奈川唯一の過疎地域、真鶴町を元気に!デビット伊東の挑戦」

「神奈川唯一の過疎地域、真鶴町を元気に!デビット伊東の挑戦」

ひもの職人の青木さんには、今、気がかりなことがもう一つ。生まれ故郷である神奈川県・真鶴町が、県内唯一の過疎地域となりどんどん活気が失われていることです。そんな真鶴町に去年移住したのが、ラーメン職人としての顔も持つ、タレントのデビット伊東さん。何度もこの地を訪れていたデビットさんは、真鶴町民の魅力に触れ移住を決意。恩返しがしたいと開店した「伊藤商店」は、スープに「魚伝」の魚の骨を使用したメニューなどが評判を呼び、行列が絶えない人気店です。そして今回、デビットさんが「アタラシイヒモノ」を使った新作ラーメンに挑戦!「真鶴を盛り上げたい…」という思いが込められた、渾身の一杯は必見です。お楽しみに!

取材先
制作担当

【ディレクター】畠中慶太郎(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)