第895回 『アユ』
9月4日放送予定
「清流の恵み、アユ」



「清流の恵み、アユ」
まだまだ残暑が厳しい、この頃。川で涼みながら食べたくなるのは、アユ。その透明感のある美しさで「清流の女王」とも呼ばれます。
東京近郊で、天然アユが釣れると評判の神奈川県・相模川。釣人は縄張りを持つアユの特性を利用した「友釣り」で次々とアユを掛けます。釣ったアユは、河原で化粧塩を塗って塩焼きに。香魚とも呼ばれるアユの美味しさは、釣り人の特権です。
相模原市には、天然アユの料理店があります。店主の寺門史明さんは、活きがいいままのアユを安価で楽しんで欲しいと言います。アユは揚げてもよし、焼いてもよし、さらに、出汁にしても…!?
手頃な価格で天然アユを味わえるのには訳がありました。実は寺門さん、毎朝川に行って自分で漁をしていたのです。さてその獲り方とは?
「相模川の天然アユを守れ!漁協の挑戦」


「相模川の天然アユを守れ!漁協の挑戦」
平安時代から「鮎河」と呼ばれ、江戸時代には将軍家に献上されるほど、相模川のアユは珍重されてきました。そんなアユを守り継ごうと奮闘しているのが、相模川第一漁協の組合長・我妻竜雄さん。アユが住みやすい川を作るため様々な活動をしています。“我々の世代でアユ釣りが出来なくなってしまわないように川を良くしたい”という我妻さん。様々な活動に密着します。
また、漁協では、獲れたてのアユを釣り人から買い取り、出荷する取り組みもしています。
「天然アユで作る華麗なフレンチの一皿」


「天然アユで作る華麗なフレンチの一皿」
この日、相模川の天然アユが届いたのは、東京・八丁堀のフレンチの店。シェフの黒山秀之さんは、相模川のアユを心待ちにしていました。季節の旬の食材を使う料理が評判ですが、アユは子供の頃から親しんだ大切な食材です。
黒山さん、今回はアユの身はもちろん、骨までふんだんに使った料理に挑戦します。アユを塩焼きのように丸ごと味わうフレンチとは…。
「相模川のアユで作り出す新しい名物」


「相模川のアユで作り出す新しい名物」
舞台は再び相模川へ。漁協の組合長の我妻竜雄さんには、相模川のアユ文化を復活させたいという夢がありました。そのために、アユの名産品を作り出したい。考えているのは、「アユの三色寿司」です。その意気に感じて立ち上がったのが、寿司職人の井川幸治さん。同じアユでも調理法は様々。井川さんの職人技が光ります。いったいどんな寿司になるのでしょう?
取材先
制作担当
【ディレクター】鴨下 満(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





