第506回『ゆり根』
12月7日放送予定
■古より愛されたほっこり“ゆり根”

■古より愛されたほっこり“ゆり根”
白くてほくほく!ほのかな甘みが女性に人気の「ゆり根」。美しいその名の通り百合の花の食用球根で、品種改良が進んだ現在は主にコオニユリという品種のものが生産されています。中国では古より薬として用いられてきました。日本でも古くからゆり根を食べていたようですが、栽培するようになったのは江戸時代から。当時の書物によると飢饉に備える食材として注目されていたようです。
■北海道はゆり根王国

■北海道はゆり根王国
北海道・真狩村(まっかりむら)はゆり根の生産日本一!10月下旬、羊蹄山の麓に広がる畑で収穫に密着しました。実はこのゆり根、種から作ると収穫まで約6年の歳月がかかるといいます。吹きさらしの冷たい風の中、一つ一つ手作業で箱に納められていくゆり根。たっぷりの愛情と手間ひまかけて大切に育まれていました。なぜこの地でゆり根がたくさん栽培されるようになったのか?知られざる北の大地とゆり根の物語を紹介します。
■京料理に欠かせないゆり根

■京料理に欠かせないゆり根
北海道で収穫されたゆり根のほとんどは大阪・京都へ出荷されています。中でも京料理にゆり根は欠かせない食材です。創業350年の「はり清(せ)」で伝統のゆり根料理を教えていただきました。熟練の技が生み出す「花ゆり根」や旬の鴨と合わせた「ゆり根饅頭」など、雅なゆり根の京料理は必見です。さらに和菓子の世界ではその真っ白な姿を白小豆の餡と合わせ、楽しんできました。ふわりと口に溶ける上品な甘み…いったいどんな和菓子なのでしょうか?お楽しみに!
■ゆり根×京フレンチ

■ゆり根×京フレンチ
フランス料理「エヴァンタイユ」のシェフ森谷之雄さんは、真狩村のゆり根の大ファン。甘味と蒸した時のふわふわ感がたまらないのだとか。さあ地元の京野菜はもちろん、フォアグラやオマール海老などフレンチならではの食材に真狩村のゆり根を合わせ、コラボレーション料理に挑戦です!驚きの極上の一皿が誕生します。
取材先
制作担当
【ディレクター】吉井 みどり(ViViA)
【プロデューサー】加納 満 高橋 司(ViViA)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)





