第476回『桜鱒』
5月11日放送予定
■故郷の川を目指すサクラマス

■故郷の川を目指すサクラマス
サクラマスは、渓流魚「ヤマメ」と同族の魚。北日本に生息するヤマメは川で孵化するとそのおよそ60%がサケやアユのように海へ降ります。そしてオホーツク海で体重2キロにも及ぶ堂々たる体躯に成長し、産卵のため再び故郷の川へ帰ってくるのです。雪解けを待っていたかのように姿を見せるこの魚に、人々は「サクラマス」という美しい名前をつけました。
■庄内イタリアンの名店で供するサクラマス料理

■庄内イタリアンの名店で供するサクラマス料理
食べ物で季節を感じる庄内地方の人々にとって、この時期サクラマスは欠かせない存在。イタリア料理の名店「アル・ケッチャーノ」の奥田シェフにとっておきの料理を紹介していただきます。マリネしたサクラマスを冷凍し、そのままフライパンで焼き上げる「ルイベのカリカリ焼き」は微妙な火の通り具合が絶品の名物料理。パスタに燻製…一匹を余すことなく食べつくす名シェフの技に釘付けですよ!
■サクラマスの“出会いもん”と“あんかけ”

■サクラマスの“出会いもん”と“あんかけ”
ニラとサクラマスを合わせた料理「ニラ鱒」は庄内地方の“出会いもん”。色も味も相性抜群の一品です。今回はひと手間加え、ゆり根の饅頭をサクラマスの身で包みました。ふわふわプリプリ!ほんのり甘いサクラマスに笑顔がこぼれます。さらに酒田の家庭料理でお馴染みの「あんかけ」を紹介。醤油と砂糖を贅沢に使った、昔ながらのごちそう…お楽しみに!
■富山ますのすしと川漁師の物語

■富山ますのすしと川漁師の物語
富山県の郷土料理「ますのすし」は昭和30年代~50年代に駅弁で大ブレークし、全国に知られる名品。江戸時代から富山市内を流れる神通川で獲れたサクラマスを使い、作られていました。しかし今では激減し「幻」とも呼ばれるようになってしまった神通川のサクラマス。戦後から数十年にわたり「投網漁の名人」と呼ばれた親子の物語を綴ります。富山の人々がサクラマスに寄せる熱い思いとは…。
取材先
制作担当
【ディレクター】吉井 みどり(ViViA)
【プロデューサー】加納 満 高橋 司(ViViA)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)





