食彩の王国 食彩の王国

毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

過去の放送

第464回『南蛮エビ』

2月16日放送予定

■絶品!南蛮えび丼

■絶品!南蛮えび丼

南蛮エビは正式和名を「ホッコクアカエビ」といい、一般には「甘エビ」という名で知られています。しかし新潟ではこの真っ赤なエビを地元で「なんばん」と呼ぶ赤唐辛子に似ているから、と「南蛮エビ」と呼んできました。新潟市内の日本料理の名店で供する「えび丼」は、ほかほかのご飯にプリップリの新鮮な南蛮エビをこれでもか!とたっぷりのせた人気の一品。さらにむき身を丸ごと練り込んだ贅沢な「えび真丈(しんじょう)」は、熱々ふわふわ、お味も食感も大満足の一品です。南蛮エビは冬の新潟でいただくとっておきのご馳走です。

■おばあちゃんとの思い出の味が一皿に

■おばあちゃんとの思い出の味が一皿に

本格的なフランス料理が自慢の名店では、新鮮な南蛮エビの頭で作る「アメリケーヌ・ソース」が食通たちをうならせています。普通はオマール海老で作るソースを南蛮エビで作りたい…幼い頃、大好きだったおばあちゃんが作ってくれた南蛮エビの味噌汁がシェフの味の記憶となりフレンチとして蘇ったのです。南蛮エビの旨味が凝縮されたソースで作る極上の一皿とは!?

■佐渡の漁師を救った“えび籠漁”

■佐渡の漁師を救った“えび籠漁”

とびっきりの南蛮エビを求めて向かったのは佐渡の赤泊(あかどまり)漁港。昭和30年代、佐渡では不漁続きで、漁師たちが船を捨て働きに出るという事態が起こっていました。そんな窮地から漁師たちを救ったのが南蛮エビを獲る「えび籠漁」だったのです。それまで島の海でエビがたくさん獲れることなど誰も知りませんでした。佐渡で普及した「えび籠漁」の歴史を紐解きます。

■老舗の南蛮エビ天ぷらそば

■老舗の南蛮エビ天ぷらそば

新潟で百年続く「海老家」の人気メニューは、南蛮エビで作るかき揚げをのせた「天ぷらそば」。ふわりと立ち上る海老の香りが食欲をそそり、甘めのつゆとよく合います。主人の五十嵐(いからし)健一さんは亡き父から受け継いだこのメニューを頑なに守ってきました。今ではそばを茹でる妻・茂子さんとの呼吸もピッタリ!知られざる新潟の美味しい天ぷらそばを紹介します。

取材先
制作担当

【ディレクター】吉井 みどり(ViViA)
【プロデューサー】加納 満(ViViA)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)