第874回『はまぐり』
3月27日放送予定
■今が旬!祝い膳にも用いられる「はまぐり」

■今が旬!祝い膳にも用いられる「はまぐり」
春の訪れを告げる食材「はまぐり」。東京・青山の「焼はまぐり 青山八番too」では、岩ノリこしょうやごま油など6種類の味付けで、わんこそばのように次々とはまぐりが運ばれてきます。中でも人気は、香ばしさが引き立つ割り醤油味。いくらでも食べられる美味しさです。さらに東京・神田にある創業92年の老舗の寿司屋「神田 金多樓寿司」では、江戸前寿司には欠かせない「煮はまぐり」を味わうことができます。10年継ぎ足したツメがはまぐりのうま味をより一層引き立てます。今回は、海の豊かな香りを感じられる「はまぐり」の魅力に迫ります。
■うま味溢れる 肉厚「鹿島灘はまぐり」

■うま味溢れる 肉厚「鹿島灘はまぐり」
親潮と黒潮がぶつかる潮目にあたる茨城県の鹿島灘では、春になると産卵前の身がぷっくりとした大きなはまぐりが獲れます。そんな鹿島灘に面する茨城県大洗町で40年前からはまぐりの漁を行っている高橋一夫さん。鹿島灘のはまぐりは希少なため、週に約1日しかできないはまぐり漁。この日獲れたのは、肉厚で甘味あふれるこぶし大ほどのはまぐり。「鹿島灘はまぐり」としてブランド化もされています。番組では今回、大洗漁協の女性部に「鹿島灘はまぐり」を普段どのようにして食べているのか教えていただきました。地元ならではの食べ方は必見です!
■兄弟船から親子船へ はまぐりを未来につなぐ家族の絆

■兄弟船から親子船へ はまぐりを未来につなぐ家族の絆
茨城県大洗町の漁師、高橋一夫さん。漁師一家に生まれた一夫さんは、2歳年下の弟、啓二さんと共に漁を行っていました。1960年代をピークに激減した鹿島灘のはまぐり。乱獲や密漁を防ぐことで何とかはまぐりを守っていました。しかし2011年、啓二さんが交通事故で怪我を負い、船に乗ることができなくなってしまったのです。一夫さんの頭に廃業がよぎったその時、声をかけてきたのが息子の雄大さん。以前から漁師になりたかった雄大さんは、一夫さんを助けたいと会社員を辞め漁師になることを決意しました。今、雄大さんが直面している問題は、はまぐりの減少がとまらないこと。現在、雄大さんら若手漁師は様々な取り組みを行っています。「鹿島灘はまぐり」を守る、その秘策とは?
■地元人気店のシェフが生み出す はまぐりフレンチ

■地元人気店のシェフが生み出す はまぐりフレンチ
茨城県水戸市にある「オー・ボン・ヴィヴェール」。シェフの佐藤正信さんは、35年にわたり新鮮な地元食材を使った本格フレンチを提供しています。佐藤シェフは、漁師に感謝を伝えるため肉厚な「鹿島灘はまぐり」を使ったメニューを高橋さん親子に食べてもらいます。濃厚なうま味を凝縮し、様々な地元食材と合わせ、素材の味をいかしきるその技とは?はまぐりの出汁が決め手となるフレンチ…お楽しみに!
取材先
制作担当
【ディレクター】畠中 慶太郎(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)





