第870回『深谷ねぎ』
2月27日放送
■人気の「深谷ねぎ」スイーツ!?
■人気の「深谷ねぎ」スイーツ!?
今が旬のネギ!埼玉県深谷市はその名を知られた「深谷ねぎ」の生産地です。今年はコロナ禍で中止となった「深谷ねぎまつり」。それでも感謝を込めて瀧宮神社ではネギの奉納が執り行われました。さすがは“ネギの町”!市内では今、ねぎグルメが人気です。ランチには熱々の「ねぎグラタン」がおすすめ。おやつには「ねぎ団子」や「ねぎ汁粉」などご当地ねぎスイーツもたっぷり味わえます。
■「泥ねぎの丸焼き」と渋沢栄一が愛した「煮ぼうとう」
■「泥ねぎの丸焼き」と渋沢栄一が愛した「煮ぼうとう」
深谷市ならではのネギ料理を発見!注文が入ると店の外へ出て行く女将さん。いったいどこへ?すると庭の畑からネギを抜き、そのまま厨房へ…名物「泥ねぎの丸焼き」です!真っ黒に焼けた深谷ねぎがそのまま客の前に供されます。これいったいどうやって食べるの?さらに深谷出身の偉人、近代日本経済の父と言われる渋沢栄一。彼の好物だったという郷土料理「煮ぼうとう」とはどんな料理なのでしょうか?「深谷ねぎが味の決め手!」と語る名人に、とっておきの作り方を教えていただきます。
■幻の甘とろネギ「農研二号」とは
■幻の甘とろネギ「農研二号」とは
実は「深谷ねぎ」にはいくつもの品種があることをご存じですか?道の駅では品種ごとにネギが並び、地元の人たちは好みのネギを買っていくのだとか。なかでも古くからある在来種「農研二号」は、火を入れると甘みが増して、とろけるように柔らかいのが特徴。しかし、新しい品種に押され今では作る農家が少なく、地元でもなかなか手に入らないため“幻のネギ”と呼ばれています。今回はそんな「農研二号」を未来へ繋ごうと奮闘する生産者、吉岡信一さんの挑戦に迫ります。
■不格好だけどうまいネギに惚れた二人
■不格好だけどうまいネギに惚れた二人
「農研二号」は“分けつネギ”という特徴から、見た目を重視する市場で徐々に淘汰されていきます。分けつネギとは、1本の苗から2~5本が育つネギのこと。現在主流の1本ネギとは違い、太さがまちまちで不格好だったのです。吉岡さんは種苗会社からも見放された「農研二号」の種を守ろうと懸命に作り続けます。そんな「農研二号」の味に惚れた地元の料理人、栗原統シェフが、吉岡さんへ感謝の一皿を仕立てました。取り出したのは、なんと「ネギ専用」の鍋!?さらに、ちょっと変わったパスタで作る驚きの新作ネギ料理とは…お楽しみに!
取材先
制作担当
【ディレクター】吉井 みどり(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)